8PM134|第8回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第8回午後(科目未分類)
次の文で示す患者の病態に対し、局所治療穴として適切なのはどれか。「50歳の男性。左官業。上肢に痛みとしびれが出現し、作業により増悪する。ライトテスト陽性。ジャクソンテスト陰性。」
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
上肢症状を誘発するライトテスト陽性とジャクソンテスト陰性から、頸神経根障害ではなく胸郭出口症候群を考える症例問題です。
解説
ライトテストは上肢を過外転・外旋し、小胸筋下の烏口突起下間隙で腕神経叢や腋窩血管が圧迫される状態を評価します。作業で上肢症状が増悪し、ライトテスト陽性、頸椎神経根をみるジャクソンテスト陰性であることから、小胸筋症候群を含む胸郭出口症候群が示唆されます。
中府は前胸部外側で小胸筋・大胸筋上部に近く、局所治療穴として選ばれます。ただしこの領域は肺、腋窩血管、腕神経叢に近く、深刺を避けます。手の蒼白・チアノーゼ、脈拍低下、進行する筋萎縮があれば血管・神経の専門評価を優先します。
選択肢の確認
- 1.肩井 誤り。肩井は肩上部で、ライトテストが示す小胸筋下の圧迫部位そのものではありません。
- 2.顴髎 誤り。顴髎は顔面の経穴で、胸郭出口部とは関係しません。
- 3.中府 正しい。中府は前胸部外側で小胸筋周辺にあり、ライトテスト陽性の局所に対応します。
- 4.天髎 誤り。天髎は肩甲骨上角付近で、小胸筋下の圧迫部位とは異なります。
覚えるポイント
- ライトテスト=小胸筋下・過外転型胸郭出口。
- ジャクソン陰性は頸神経根障害を支持しにくい。
- 中府は前胸部外側の局所穴。
- 前胸部・鎖骨下部の深刺は肺・血管・腕神経叢に注意。