9AM51|第9回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第9回午前(科目未分類)
鼠径部から腹壁を上行性に静脈の怒張がみられた。閉塞がある血管はどれか。
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この問題は公式正答が公表されていないため、採点対象外です。
正答
3、4
この問題のポイント
腹壁表在静脈の怒張から深部静脈系・門脈系の閉塞を考える複数正答問題です。本問では、門脈と下大静脈の両方を説明します。
解説
深部の静脈系が閉塞すると、血液は表在静脈を通る側副血行路へ迂回し、腹壁静脈が怒張します。下大静脈が閉塞すると、下肢・骨盤からの静脈血が浅腹壁静脈や胸腹壁静脈を通って上方へ流れるため、鼠径部から腹壁を上行する静脈怒張が典型です。
門脈圧が上昇した場合も、臍周囲の傍臍静脈と腹壁静脈の吻合が拡張し、腹壁に静脈怒張を生じます。臍を中心に放射状にみえるものはメズサの頭と呼ばれます。本問では門脈と下大静脈の2つが正答ですが、「鼠径部から上行性」という方向性は特に下大静脈閉塞を示唆します。
選択肢の確認
- 1.肝静脈:誤り。 肝静脈閉塞では肝うっ血や腹水が問題となりますが、鼠径部から上行する腹壁静脈怒張の直接的な典型ではありません。
- 2.腎静脈:誤り。 腎静脈閉塞は腎うっ血や血尿などを起こしますが、この側副血行路の典型ではありません。
- 3.門脈:正しい(正答の一つ)。 門脈圧亢進では臍周囲を中心に腹壁静脈が拡張します。
- 4.下大静脈:正しい(正答の一つ)。 下大静脈閉塞では下半身の血液が腹壁表在静脈を上行する側副路を形成します。
覚えるポイント
- 正答は3、4。
- 門脈圧亢進は臍周囲の静脈怒張。
- 下大静脈閉塞は鼠径部から上行する側副血行。
- 静脈血流の方向が鑑別に役立つ。