9AM52|第9回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第9回午前(科目未分類)
脳血栓の溶解療法は、発生後3時間を過ぎると危険を伴うという。考えられる理由の中で適切でないのはどれか。
解答・解説を見る
この問題は公式正答が公表されていないため、採点対象外です。
正答
2、3
この問題のポイント
脳梗塞に対する血栓溶解療法が時間経過とともに危険になる理由を問う、出題当時の複数正答問題です。本問では、2と3が「適切でない理由」です。
解説
脳組織の虚血が長時間続くと、血管内皮や血液脳関門が障害されます。その状態で血流が再開すると、脆弱になった血管から出血する出血性変化が起こりやすくなります。また、脳浮腫や頭蓋内圧亢進が進行した状態では、再灌流による障害も問題となります。
好中球の動員や血栓の進展は虚血性脳損傷の経過に関与し得ますが、本問では「血栓溶解療法そのものが時間超過後に危険となる直接的な理由」ではないものとして、2と3を選びます。現在の治療可能時間は薬剤、画像評価、血管内治療の適応などによって異なるため、本問の3時間という記述は出題当時の整理として扱います。
選択肢の確認
- 1.一度酸素欠乏に陥っていた脳血管が破れて出血する。:適切。 虚血で傷んだ血管に再灌流が起こると、出血性変化を生じる危険があります。
- 2.好中球が動員されて脳の損傷が進む。:適切でない(正答の一つ)。 好中球は虚血炎症に関与しますが、本問では時間超過後の血栓溶解療法の直接的危険理由として扱われていません。
- 3.血栓形成が更に進む。:適切でない(正答の一つ)。 血栓の進展は病態悪化に関係しますが、溶解療法による出血危険が増す直接理由ではありません。
- 4.脳浮腫が進んで脳圧が亢進する。:適切。 脳浮腫と頭蓋内圧亢進の進行は、重篤化や再灌流後の危険に関係します。
覚えるポイント
- 正答は2、3。
- 時間経過で血液脳関門が障害され、出血性変化の危険が増す。
- 本問の3時間は出題当時の治療枠。
- 急な片麻痺・失語は直ちに救急要請する。