9PM128|第9回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第9回午後(科目未分類)
次の文で示す患者の病証に対し、治療対象となる経絡はどれか。「35歳の女性。約1か月前から食欲不振となり軟便がある。やせ型で内臓下垂がみられる。」
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
食欲不振、軟便、やせ、内臓下垂から脾気虚を判断し、対応する経絡を選ぶ症例問題です。運化と昇清の低下を一つの病機として結び付けます。
解説
脾は運化を主り、飲食物から気血を生成し、清陽を上げて内臓を正しい位置に保つとされます。脾気が虚すると食欲不振、腹部膨満、軟便、倦怠、やせがみられ、昇提作用が低下すると内臓下垂を生じます。
したがって治療対象となる主経は足の太陰脾経です。実際には体重減少、持続する下痢、貧血、血便などがある場合は消化器疾患を除外し、東洋医学的病証だけで判断しません。
選択肢の確認
- 1.手の太陽小腸経 誤り。小腸経は上肢後面・肩甲部・顔面を走り、受盛・泌別清濁と関連します。
- 2.手の陽明大腸経 誤り。大腸経は上肢外側と顔面を走り、主に大腸・陽明病証と関連します。
- 3.足の太陰脾経 正しい(これが正答)。食欲不振、軟便、内臓下垂は脾気虚で、足の太陰脾経が対象です。
- 4.足の厥陰肝経 誤り。肝経は疏泄・蔵血や下肢内側・生殖器症状などと関連します。
覚えるポイント
- 脾は運化と昇清を主る。
- 脾気虚では食欲不振、軟便、やせ、内臓下垂。
- 持続する体重減少や消化器症状は医療評価も行う。