9PM129|第9回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第9回午後(科目未分類)
次の文で示す患者の病証に対し、気の疎通を図る臓腑はどれか。「45歳の女性。のぼせと腰下肢の冷えがある。口渇を伴い、舌尖紅。脈は細弱。」
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
上部の熱と下部の冷え、舌尖紅、細弱脈から、心腎不交を見抜く問題です。心火と腎水の上下交流が失調した状態として考えます。
解説
心は上焦にあって火、腎は下焦にあって水に属します。正常では心火が下降し腎水が上昇して互いに交通します。腎陰が不足して心火を抑えられないと、のぼせ、口渇、舌尖紅など上部の熱が現れ、同時に腰下肢の冷えや細弱脈など下部の虚がみられます。
この状態では心と腎の気の疎通、交通を図ります。現代医学的には更年期症状、甲状腺疾患、循環器疾患なども鑑別し、のぼせや動悸をすべて心腎不交と同一視しません。
選択肢の確認
- 1.腎と肝 誤り。肝腎の関係も重要ですが、舌尖紅とのぼせという心火の所見が中心です。
- 2.腎と肺 誤り。肺腎の失調では呼吸・咳・納気障害などが前面に出ます。
- 3.心と腎 正しい(これが正答)。上熱下寒と舌尖紅、細弱脈は心腎不交を示します。
- 4.心と脾 誤り。心脾両虚では動悸、不眠、食欲不振、軟便、血虚などが中心です。
覚えるポイント
- 心は火、腎は水で上下に交通する。
- 心腎不交では上熱下寒、不眠、口渇など。
- 舌尖紅は心の熱を示す手掛かり。