9PM135|第9回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第9回午後(科目未分類)
次の文で示す患者の病態に対する低周波鍼通電療法の通電部位として適切なのはどれか。「55歳の男性。頸を右へ側屈すると上肢に鈍痛が起こる。右前腕外側に知覚鈍麻がみられる。」
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
頸部運動で誘発される上肢痛と知覚鈍麻の分布から、障害神経根を同定する症例問題です。前腕外側の知覚障害はC6神経根が重要です。
解説
頸を患側へ側屈して上肢痛が誘発される所見は、椎間孔狭窄による頸神経根症を示唆します。C6神経根障害では上腕外側から前腕橈側、母指側に痛み・しびれが出やすく、原因椎間は通常C5-C6です。
偏歴は前腕橈側の手陽明大腸経上にあり、C6領域の遠隔・末梢部として組み合わされています。頸部の直側刺鍼では脊髄、神経根、椎骨動脈、肺尖などの損傷を避ける必要があり、筋力低下や進行性しびれがあれば画像・神経学的評価を優先します。
選択肢の確認
- 1.C4-C5間の直側と肘膠 誤り。C4-C5椎間では主にC5神経根が関与し、前腕外側知覚鈍麻とは合いにくいです。
- 2.C5-C6間の直側と偏歴 正しい(これが正答)。C5-C6椎間の障害はC6神経根症を起こし、偏歴は前腕橈側に位置します。
- 3.C6-C7間の直側と大陵 誤り。C6-C7椎間は主にC7神経根で、中指や前腕中央側の症状が中心です。
- 4.C7-C8間の直側と神門 誤り。C7-C8間という椎間表記は通常用いず、C8神経根はC7-T1椎間から出て尺側手部に症状を示します。
覚えるポイント
- 前腕外側・母指側の感覚はC6領域。
- C6神経根はC5-C6椎間病変で障害されやすい。
- 進行性筋力低下や巧緻運動障害は医療評価を優先する。
- 頸部深刺では脊髄・椎骨動脈・肺尖に注意する。