9PM83|第9回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第9回午後(科目未分類)
症状とその軽減体位との組合せで誤っているのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
呼吸困難や腹痛で患者が自然に取る軽減体位を見分ける問題です。体位によって静脈還流、横隔膜運動、健側肺の換気などが変わることを押さえます。
解説
うっ血性心不全では仰臥位で静脈還流が増え、肺うっ血が悪化しやすいため、上体を起こす起坐位で呼吸が楽になります。一側性の胸膜・肺病変では、病変側と健側の位置により換気や疼痛が変化し、出題上は気胸では患側上位、胸水では健側上位の側臥位が軽減体位として整理されています。
腹痛では原因により体位が異なりますが、腹壁の緊張を減らすため膝や股関節を曲げた側臥位・背臥位を好むことが多く、単に仰臥位とする組合せは不十分です。急激な腹痛、筋性防御、冷汗、嘔吐を伴う場合は急性腹症として医療評価を優先します。
選択肢の確認
- 1.うっ血性心不全 ─── 起坐位 正しい。起坐位では静脈還流と肺うっ血が軽減し、横隔膜も動きやすくなります。
- 2.一側性気胸 ─── 患側上位の側臥位 正しい。出題上、一側性気胸では患側を上にした側臥位が軽減体位として扱われます。
- 3.一側性胸水 ─── 健側上位の側臥位 正しい。出題上、一側性胸水では健側上位、すなわち病側を下にする側臥位が軽減体位として整理されています。
- 4.腹痛 ─── 仰臥位 誤り(これが正答)。腹痛では膝を曲げて腹壁を緩める姿勢などが選ばれ、単純な仰臥位が一律の軽減体位とはいえません。
覚えるポイント
- 心不全の呼吸困難は起坐位で軽減しやすい。
- 胸部疾患の体位は病側・健側と換気の関係で考える。
- 強い腹痛や腹膜刺激症状は施術より医療評価を優先する。