32PM134|第32回 あん摩マッサージ指圧師国家試験 過去問

東洋医学概論弁証論治

次の文で示す病証に対する治療方針として最も適切なのはどれか。 「27歳の女性。出産後から脱毛が多くなり髪も細くなった。目がかすみドライアイにもなり、時々ふくらはぎがつる。舌質は淡、舌苔は薄、脈は細を認める。」

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正解: 4

正答

4

この問題のポイント

この問題では、出産後の症状から肝血虚を判断し、治療方針を選びます。

肝は血を蔵し、目や筋と関係します。血が不足すると、目のかすみ、筋のひきつり、爪や髪の異常が出やすくなります。

解説

出産後は血を消耗しやすく、血虚の病証を生じることがあります。

症例では、脱毛、髪が細い、目のかすみ、ドライアイ、ふくらはぎがつる、舌質淡、脈細が示されています。これらは血の不足、特に肝血虚を考える所見です。

治療方針としては、肝血を補い、目や筋を養うことが適切です。

ひっかけポイント
目の症状と筋のひきつりが同時に出たら肝血虚を考えます。出産後という血の消耗も重要な手がかりです。

選択肢の確認

1.脾陽を補う。
誤り。
脾陽虚では冷え、腹部の冷痛、下痢、むくみなどが中心になります。この症例では目のかすみや筋のつり、脱毛が目立つため肝血を補う方針が適切です。

2.心気を補う。
誤り。
心気虚では動悸、息切れ、胸部不快感、倦怠感などが中心です。出産後の血虚と目・筋の症状を説明するには肝血虚が合います。

3.肺陰を補う。
誤り。
肺陰虚では乾いた咳、咽の乾燥、皮膚乾燥などがみられます。本症例の中心は肝血虚を示す目のかすみ、筋のつり、脱毛です。

4.肝血を補う。
正しい。
肝血虚では、目のかすみ、ドライアイ、筋のつり、髪や爪の異常などがみられます。治療方針として肝血を補うことが最も適切です。

覚えるポイント

  • 肝は血を蔵し、目や筋と関係します。
  • 肝血虚では目のかすみ、ドライアイ、筋のつりがみられます。
  • 出産後は血虚を起こしやすい時期です。

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