32PM135|第32回 あん摩マッサージ指圧師国家試験 過去問
東洋医学概論弁証論治肝気鬱結・気虚
次の文で示す病証の特徴として最も適切なのはどれか。 「41歳の女性。息子の反抗期で思い悩むことが多く、食欲も落ちてきた。軟便気味で最近は耳鳴りもある。舌質は淡、舌苔は薄、脈は細弱を認める。」
解答・解説を見る
正解: 1
正答
1
この問題のポイント
この問題では、思い悩み、食欲低下、軟便、舌質淡、脈細弱から虚証を判断します。
思い悩みは脾に影響しやすく、食欲低下や軟便は脾気虚の重要な所見です。
解説
この症例では、思い悩むことが多く、食欲低下、軟便、舌質淡、脈細弱がみられます。これらは気血の不足、特に脾気虚を中心とする虚証を考えます。
虚証では、疲労によって症状が悪化しやすいことが特徴です。したがって、最も適切なのは「疲れると症状が悪化する。」です。
キーンとした強い耳鳴りは実証や肝火・肝陽上亢などで考えやすい所見です。足腰に力が入らない場合は腎虚を強く考えます。粘つく黄色い痰は痰熱の所見です。
ひっかけポイント
舌質淡、脈細弱、食欲低下、軟便は虚証のサインです。虚証は疲労で悪化しやすいと覚えます。
選択肢の確認
1.疲れると症状が悪化する。
正しい。
虚証では体力や気血が不足しているため、疲労により症状が悪化しやすくなります。本症例に最も合います。
2.耳鳴りはキーンとした強い音がする。
誤り。
キーンとした強い耳鳴りは実証や肝火などで考えやすい所見です。本症例は舌質淡、脈細弱から虚証が中心です。
3.足腰に力が入らない。
誤り。
足腰に力が入らない症状は腎虚でよくみられます。本症例では思い悩み、食欲低下、軟便が中心で、脾気虚を考えます。
4.粘つく黄色い痰が出る。
誤り。
粘つく黄色い痰は痰熱や肺熱を示すことがあります。本症例の舌質淡、脈細弱、軟便とは合いません。
覚えるポイント
- 思い悩みは脾を傷りやすいとされます。
- 脾気虚では食欲低下、軟便、倦怠感がみられます。
- 虚証は疲労で悪化しやすいです。