34PM118|第34回 あん摩マッサージ指圧師国家試験 過去問
経絡経穴経穴と局所解剖筋・末梢神経と治療穴
次の症例で障害神経に支配される筋への局所治療穴として正しいのはどれか。 「20歳の男性。サッカーの試合中に膝関節下部外側を強く蹴られ、直後から痛みと腫脹が起こった。その後、足背部の知覚障害と足関節の背屈が困難となった。」
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
この問題では、外傷部位、感覚障害、運動障害から障害神経を判断し、局所治療穴を選びます。
膝関節下部外側の外傷後に、足背部の知覚障害と足関節背屈困難があるため、腓骨神経系、特に深腓骨神経の障害を考えます。
解説
総腓骨神経は腓骨頭周囲を走行するため、膝関節下部外側の外傷で障害されやすい神経です。
深腓骨神経は前脛骨筋、長趾伸筋、長母趾伸筋などを支配し、足関節背屈に関係します。障害されると足関節背屈が困難となり、下垂足をきたすことがあります。
豊隆は下腿前外側にあり、前脛骨筋や足関節背屈に関わる筋群への局所治療穴として適切です。
ひっかけポイント
足背部の知覚障害と足関節背屈困難は腓骨神経系の障害を考えます。膝外側の外傷は総腓骨神経障害の典型です。
選択肢の確認
1.光 明
誤り。
光明は足の少陽胆経の絡穴で、下腿外側にあります。腓骨神経系の症状に近い部位ではありますが、障害神経に支配される筋への局所治療穴としては豊隆が適切です。
2.地 機
誤り。
地機は足の太陰脾経の郄穴で、下腿内側にあります。足関節背屈に関わる前外側筋群への局所治療穴ではありません。
3.豊 隆
正しい。
豊隆は下腿前外側にあり、足関節背屈に関わる前脛骨筋などの部位に近い経穴です。腓骨神経系障害の局所治療穴として適切です。
4.蠡 溝
誤り。
蠡溝は足の厥陰肝経の絡穴で、下腿内側にあります。足関節背屈困難を示す腓骨神経障害への局所治療穴としては不適切です。
覚えるポイント
- 腓骨頭周囲の外傷では総腓骨神経障害を疑います。
- 足関節背屈困難は深腓骨神経障害で重要です。
- 豊隆は下腿前外側の局所治療穴として押さえます。