34PM115|第34回 あん摩マッサージ指圧師国家試験 過去問
経絡経穴経穴と局所解剖筋・末梢神経と治療穴
次の症例で顕著な筋萎縮を触知できる経穴として最も適切なのはどれか。 「74歳の女性。主訴は両膝の痛み。最初は歩き始めが痛かったが、最近は階段を降りるときにも痛むようになった。O脚となり、膝を完全に伸ばすことができない。」
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
この問題では、変形性膝関節症で萎縮しやすい筋と、その筋上にある経穴を確認します。
高齢、膝痛、O脚、伸展制限から変形性膝関節症を考えます。膝関節の安定には大腿四頭筋、特に内側広筋が重要です。
解説
変形性膝関節症では、膝関節軟骨の変性により痛みや可動域制限が生じます。歩き始めの痛み、階段昇降時痛、O脚、膝伸展制限は典型的な所見です。
膝痛により活動量が低下すると、大腿四頭筋の筋萎縮が目立ちます。特に内側広筋は膝蓋骨の安定に関係し、筋萎縮を確認する重要な部位です。
血海は大腿前内側、内側広筋上にある経穴です。したがって、顕著な筋萎縮を触知できる経穴として最も適切です。
触診のポイント
変形性膝関節症では、大腿四頭筋、とくに内側広筋の萎縮を確認します。血海は内側広筋上の経穴として覚えます。
選択肢の確認
1.足三里
誤り。
足三里は下腿前外側にある胃経の経穴です。前脛骨筋付近に位置し、変形性膝関節症で目立つ内側広筋萎縮を触知する部位としては不適切です。
2.委 中
誤り。
委中は膝窩横紋の中央にある膀胱経の経穴です。膝後面の経穴であり、大腿四頭筋の筋萎縮を触知する部位ではありません。
3.血 海
正しい。
血海は大腿前内側の内側広筋上にあります。変形性膝関節症で顕著になりやすい大腿四頭筋、特に内側広筋の萎縮を触知する部位として適切です。
4.膝陽関
誤り。
膝陽関は膝外側にある胆経の経穴です。内側広筋の萎縮を触知する部位ではありません。
覚えるポイント
- 変形性膝関節症ではO脚、歩き始めの痛み、階段痛が重要です。
- 膝関節の安定には大腿四頭筋が重要です。
- 血海は内側広筋上にある経穴です。