34PM122第34回 あん摩マッサージ指圧師国家試験 過去問

臨床応用・症例治療運動器疾患肘・手関節障害

次の症例で今後絞扼される可能性が最も高い神経はどれか。 「18歳の男性。10歳のときに柔道の試合で左の上腕骨外側顆骨折の既往がある。年齢とともに同側の外反肘が進行している。」

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正解: 2

正答

2

この問題のポイント

この問題では、上腕骨外側顆骨折後に進行する外反肘と、遅発性に障害されやすい神経を確認します。

外反肘が進行すると、肘内側を通る尺骨神経が伸張・絞扼されやすくなります。

解説

小児期の上腕骨外側顆骨折後には、成長に伴って外反肘変形が進行することがあります。

尺骨神経は肘関節内側、上腕骨内側上顆の後方を通ります。外反肘になると尺骨神経が引き伸ばされたり、肘部管で圧迫されたりして、遅発性尺骨神経麻痺を起こすことがあります。

尺骨神経障害では、環指・小指のしびれ、骨間筋萎縮、巧緻運動障害、鷲手変形などが問題になります。

ひっかけポイント
外反肘の遅発性神経障害は尺骨神経です。肘内側を走る神経として覚えます。

選択肢の確認

1.正中神経
誤り。
正中神経は前腕前面や手根管を通り、母指対立などに関係します。外反肘で遅発性に絞扼されやすい神経としては尺骨神経が適切です。

2.尺骨神経
正しい。
尺骨神経は肘内側の肘部管を走行します。外反肘が進行すると伸張や絞扼を受けやすく、遅発性尺骨神経麻痺を起こす可能性があります。

3.橈骨神経
誤り。
橈骨神経は上腕骨橈骨神経溝や前腕伸筋群に関係します。上腕骨骨幹部骨折などで問題になりやすい神経で、外反肘による絞扼神経としては不適切です。

4.内側前腕皮神経
誤り。
内側前腕皮神経は前腕内側の感覚に関係しますが、外反肘で今後絞扼される可能性が最も高い神経としては尺骨神経です。

覚えるポイント

  • 上腕骨外側顆骨折後に外反肘が進行することがあります。
  • 外反肘では遅発性尺骨神経麻痺に注意します。
  • 尺骨神経障害では環指・小指のしびれや骨間筋萎縮が重要です。

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