R05A107|令和5年度 准看護師試験 過去問
疾病の成り立ちと回復の促進感染症・免疫呼吸器感染症
結核の患者の看護について、適切なのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
この問題では、結核の感染経路と感染対策が問われています。
結核は空気感染する代表的な感染症です。標準予防策に加えて、空気予防策を実施します。
解説
肺結核では、咳やくしゃみによって排出された結核菌を含む飛沫核が空気中に漂い、それを吸い込むことで感染することがあります。そのため、空気予防策が必要です。
空気予防策では、必要に応じて陰圧個室、N95マスクの使用、患者のサージカルマスク着用、換気、移動制限などを行います。患者には咳エチケットや服薬継続の重要性も説明します。
結核で塩分制限が基本になるわけではありません。喀痰検査は、起床時の痰が採取に適していることが多く、眠前がよいとはいえません。
結核の薬物療法は、複数の抗結核薬を一定期間継続することが重要です。1か月で中止すると再燃や薬剤耐性の原因になります。服薬期間は医師の指示に従います。
感染予防のポイント
咳、痰、発熱、寝汗、体重減少、倦怠感を観察します。排菌が疑われる患者では、マスク、換気、個室管理、手指衛生を徹底し、施設の感染対策手順に従います。
選択肢の確認
1.塩分制限が必要であると説明する。
誤り。
結核そのものに対して塩分制限が基本となるわけではありません。栄養状態の保持や服薬継続が重要です。
2.喀痰検査は眠前の採取がよい。
誤り。
喀痰検査では、起床時の痰が採取に適していることが多いです。眠前の採取がよいとはいえません。
3.薬物療法は 1 か月継続する。
誤り。
結核の薬物療法は一定期間継続が必要です。1か月で中止すると再燃や薬剤耐性の危険があります。
4.空気予防策を実施する。
適切である。
結核は空気感染するため、標準予防策に加えて空気予防策を実施します。
覚えるポイント
- 結核は空気感染する。
- 結核では空気予防策を実施する。
- 喀痰検査は起床時の痰が適することが多い。
- 抗結核薬は自己判断で中止しない。
- 咳、痰、発熱、寝汗、体重減少を観察する。