R05B18|令和5年度 准看護師試験 過去問
疾病の成り立ちと回復の促進感染症・免疫呼吸器感染症
消毒について、正しいのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
この問題では、消毒と滅菌の違い、消毒薬の有効範囲が問われています。
消毒薬は種類によって効果のある微生物が異なります。芽胞や結核菌には効きにくい消毒薬があることを押さえます。
解説
消毒は、病原微生物を感染が起こらない程度まで減らすことです。すべての微生物を完全に殺すことは滅菌に近い考え方です。
芽胞は非常に抵抗性が強く、煮沸消毒を100℃で5分間行っただけでは死滅しません。芽胞には高圧蒸気滅菌など、より確実な方法が必要です。
グルタラールは高水準消毒薬であり、内視鏡など医療器具の消毒に用いられることがありますが、皮膚や手術野の消毒には用いません。刺激性が強いためです。
クロルヘキシジンは皮膚消毒などに用いられますが、結核菌には無効とされます。この問題では、クロルヘキシジンと結核菌の関係を確認することが重要です。
感染予防のポイント
消毒薬は、対象物、対象微生物、濃度、接触時間、使用部位を確認して使います。自己判断で濃度を変えず、施設の手順に従います。
選択肢の確認
1.全ての微生物を殺す。
誤り。
すべての微生物を殺すのは滅菌です。消毒は病原微生物を感染が起こらない程度まで減らすことをいいます。
2.煮沸消毒を 100 ℃ で 5 分間行うと、芽胞は死滅する。
誤り。
芽胞は熱や消毒薬に抵抗性が強く、100℃で5分間の煮沸では死滅しません。
3.手術野の消毒はグルタラールを用いる。
誤り。
グルタラールは器具消毒に用いられる高水準消毒薬ですが、皮膚や手術野の消毒には適しません。
4.クロルヘキシジンは結核菌には無効である。
正しい。
クロルヘキシジンは結核菌には無効とされます。消毒薬ごとの有効範囲を理解することが重要です。
覚えるポイント
- 消毒と滅菌を区別する。
- 消毒は病原微生物を感染しない程度まで減らすこと。
- 芽胞は消毒に強い。
- グルタラールは皮膚消毒には用いない。
- クロルヘキシジンは結核菌に無効である。