R05A106令和5年度 准看護師試験 過去問

疾病の成り立ちと回復の促進病理・症候出血・凝固異常

歯・口腔疾患患者の看護について、適切なのはどれか。

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正解: 2

正答

2

この問題のポイント

この問題では、歯・口腔疾患患者への出血時の説明と口腔内の保護が問われています。

口腔内は食事、会話、唾液、歯、義歯などの影響を受けやすい部位です。出血、疼痛、腫脹、口臭があるときは、刺激を避けて観察することが大切です。

解説

口腔内に出血がある場合、出血部位を舌で触ったり、吸ったり、強くうがいをしたりすると、血餅がはがれて再出血することがあります。そのため、舌で刺激しないよう説明することが適切です。

腫脹がある部位に冷罨法を行う場合でも、急激に冷やすと痛みや循環障害、組織への刺激につながることがあります。状態や医師の指示に合わせて行います。

口臭は、口腔内の汚れ、歯周病、う蝕、義歯の汚れ、口腔乾燥、消化器疾患など、さまざまな原因で起こります。含嗽だけで必ずよくなると説明するのは適切ではありません。

疼痛がある場合は、熱い食事、香辛料、硬い食品、酸味の強い食品などは刺激になります。食事は温度や形態を工夫し、刺激の少ないものにします。

准看護師としての観察ポイント
口腔内の出血、腫脹、発赤、疼痛、口臭、乾燥、義歯の適合、食事摂取量を観察します。出血が止まらない、腫脹が強い、発熱がある場合は速やかに報告します。

選択肢の確認

1.腫脹のある部位には急激な冷罨法を行う。
誤り。
腫脹に対して冷却が用いられることはありますが、急激な冷罨法は刺激や循環障害につながることがあります。状態や指示に合わせて慎重に行います。

2.口腔内に出血がある場合、舌で刺激しないよう説明する。
適切である。
出血部位を舌で触ると、血餅がはがれて再出血することがあります。刺激しないよう説明します。

3.口臭のある場合、含嗽でよくなると説明する。
誤り。
口臭には歯周病、う蝕、義歯の汚れ、口腔乾燥、全身疾患など複数の原因があります。含嗽だけで必ずよくなるとは説明できません。

4.疼痛がある場合、熱い食事を摂取するよう説明する。
誤り。
熱い食事は口腔粘膜を刺激し、疼痛を強めることがあります。刺激が少なく、食べやすい温度や形態に調整します。

覚えるポイント

  • 口腔内出血では、舌や指で刺激しない。
  • 強いうがいや吸引動作は再出血の原因になることがある。
  • 口臭は原因を観察し、含嗽だけでよいと決めつけない。
  • 口腔内疼痛では熱いもの、硬いもの、刺激物を避ける。
  • 出血、腫脹、疼痛、発熱は報告が必要なサインである。

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