R05A89令和5年度 准看護師試験 過去問

疾病の成り立ちと回復の促進病理・症候出血・凝固異常

播種性血管内凝固症候群(DIC)について、正しいのはどれか。

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正解: 3

正答

3

この問題のポイント

この問題では、播種性血管内凝固症候群、DICの病態と症状が問われています。

DICでは、全身の血管内で凝固が過剰に起こり、その結果、血小板や凝固因子が消費されて出血しやすくなります。

解説

DICでは、敗血症、悪性腫瘍、重症外傷、産科合併症などを背景に、全身の血管内で微小血栓がつくられます。血栓形成により血小板や凝固因子が大量に消費されるため、出血傾向が現れます。

出血症状として、皮下出血、点状出血、鼻出血、歯肉出血、血尿、消化管出血、穿刺部位からの出血などがみられることがあります。

DICでは血小板数は増加ではなく低下しやすく、フィブリノゲンも消費されて低下することがあります。治療では、DICの原因となる疾患の治療を継続しながら、凝固異常への対応が行われます。

報告が必要なサイン
皮下出血、鼻出血、血尿、黒色便、穿刺部位からの止まりにくい出血、意識変化、尿量低下があれば速やかに報告します。

選択肢の確認

1.血中のフィブリノゲンが増加する。
誤り。
DICでは凝固因子が消費され、フィブリノゲンは低下することがあります。増加するとはいえません。

2.血小板数が増加する。
誤り。
DICでは血小板が消費されるため、血小板数は低下しやすくなります。

3.全身の出血症状が出現する。
正しい。
DICでは血小板や凝固因子が消費され、全身の出血症状が出現することがあります。

4.原因疾患の治療は継続しない。
誤り。
DICでは原因疾患の治療が重要です。敗血症や悪性腫瘍など、背景にある疾患への対応を継続します。

覚えるポイント

  • DICでは全身の血管内で凝固が過剰に起こる。
  • 血小板と凝固因子が消費され、出血しやすくなる。
  • 血小板数は低下しやすい。
  • 皮下出血、血尿、黒色便、穿刺部位出血に注意する。
  • 原因疾患の治療が重要である。

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