R05B87|令和5年度 准看護師試験 過去問
疾病の成り立ちと回復の促進病理・症候出血・凝固異常
出血傾向とその看護について、適切なのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 4
正答
4
この問題のポイント
この問題では、出血傾向のある患者の看護が問われています。
出血傾向では、出血を予防することと、出血時に速やかに圧迫止血を行うことが重要です。
解説
出血傾向は、血小板減少、凝固因子の異常、抗凝固薬の使用、肝機能障害などで起こります。血小板の増加ではなく、血小板の減少や機能異常で出血しやすくなります。
出血傾向では、皮下出血、点状出血、鼻出血、歯肉出血、血尿、下血、穿刺部位からの出血などがみられることがあります。
出血時は、まず圧迫止血を試みます。採血後や注射後は十分な時間圧迫し、こすらないようにします。
口腔ケアは出血予防のために中止するのではなく、粘膜を傷つけにくい柔らかい歯ブラシやスポンジブラシなどを用いて、やさしく行います。口腔内を清潔に保つことは感染予防にも重要です。
准看護師としての観察ポイント
皮下出血、歯肉出血、鼻出血、血尿、黒色便、月経量の増加、穿刺部位の止血状況を観察します。止まりにくい出血は速やかに報告します。
選択肢の確認
1.血小板の増加で出現する。
誤り。
出血傾向は血小板減少や凝固因子異常などで起こります。血小板増加で出現するとはいえません。
2.皮下出血はみられない。
誤り。
出血傾向では皮下出血や点状出血がみられることがあります。
3.口腔ケア時には歯ブラシを使用しない。
誤り。
口腔ケアは必要です。柔らかい歯ブラシやスポンジブラシなどを用い、粘膜を傷つけないように行います。
4.出血時は圧迫止血を試みる。
適切である。
出血時は出血部位を圧迫し、止血を試みます。止血困難な場合は速やかに報告します。
覚えるポイント
- 出血傾向では血小板減少や凝固異常に注意する。
- 皮下出血、歯肉出血、鼻出血、血尿を観察する。
- 出血時は圧迫止血を行う。
- 採血後や注射後は十分に圧迫する。
- 口腔ケアはやさしく継続する。