R05B86令和5年度 准看護師試験 過去問

薬物と看護薬剤情報・服薬支援服薬継続・副作用観察

潰瘍性大腸炎の患者の看護について、適切なのはどれか。

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正解: 3

正答

3

この問題のポイント

この問題では、潰瘍性大腸炎の治療と薬剤副作用の説明が問われています。

潰瘍性大腸炎は、再燃と寛解を繰り返すことがある慢性炎症性腸疾患です。継続治療と観察が重要です。

解説

潰瘍性大腸炎では、大腸粘膜に連続性の炎症が起こります。血便、粘血便、下痢、腹痛、発熱、体重減少などがみられることがあります。

治療には、5-ASA製剤、副腎皮質ステロイド薬、免疫調整薬、生物学的製剤などが用いられることがあります。副腎皮質ステロイド薬を使用する場合は、感染しやすさ、血糖上昇、胃部不快感、骨粗鬆症、満月様顔貌、不眠などの副作用について説明し、観察します。

治療の第1選択肢が手術療法とは限りません。多くは薬物療法を中心に行い、重症例や合併症がある場合に手術が検討されます。

潰瘍性大腸炎では便秘よりも下痢や血便の観察が重要です。

退院後も再燃予防のため、継続治療や定期受診が必要です。症状が落ち着いていても自己判断で薬を中止しないよう説明します。

准看護師としての観察ポイント
便回数、便性状、血便、腹痛、発熱、食事摂取量、体重、脱水、薬剤副作用を観察します。血便増加や強い腹痛、発熱は報告します。

選択肢の確認

1.治療の第 1 選択肢は手術療法であることを説明する。
誤り。
潰瘍性大腸炎では薬物療法が中心となることが多く、手術療法が常に第1選択ではありません。

2.便秘の有無を観察する。
誤り。
潰瘍性大腸炎では下痢、血便、腹痛の観察が重要です。便秘が中心ではありません。

3.副腎皮質ステロイド薬の副作用について説明する。
適切である。
副腎皮質ステロイド薬を使用する場合は、感染、血糖上昇、骨粗鬆症、胃症状などの副作用について説明します。

4.退院後は継続治療の必要がないことを説明する。
誤り。
退院後も継続治療や定期受診が必要です。自己判断で治療を中止しないよう説明します。

覚えるポイント

  • 潰瘍性大腸炎は再燃と寛解を繰り返すことがある。
  • 下痢、血便、腹痛を観察する。
  • 薬物療法が中心となることが多い。
  • ステロイド薬では感染、血糖上昇、骨粗鬆症に注意する。
  • 症状が落ち着いても継続治療が重要である。

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