R05A64|令和5年度 准看護師試験 過去問
回復期の特徴と患者の心理について、適切なのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
この問題では、回復期の特徴と患者の心理状態が問われています。
回復期は、急性期を脱して状態が安定してきますが、身体機能や生活の変化に向き合う時期でもあります。
解説
回復期は、生命の危機を脱し、治療やリハビリテーションを通して機能回復や社会復帰を目指す時期です。
この時期の患者は、「以前の生活に戻れるのか」「仕事や家庭での役割を果たせるのか」「障害が残るのではないか」などの不安を抱きやすくなります。回復の実感がある一方で、できないことへの焦りや落ち込みも生じやすく、精神的に不安定で感情が揺らぎやすい時期です。
疾患が完治しないまま緩やかに経過し、寛解期と増悪期を繰り返すのは、主に慢性期の特徴です。全人的苦痛に対応するケアは、終末期ケアで特に重視されます。
准看護師としての観察ポイント
回復期では、リハビリへの意欲、疲労、痛み、睡眠、食欲、不安、焦り、自己効力感の低下を観察します。できたことを一緒に確認し、患者の自信につなげます。
選択肢の確認
1.疾患が完治しないまま緩やかに経過していく時期である。
誤り。
これは慢性期の特徴に近い説明です。回復期は、急性期を脱して機能回復や社会復帰を目指す時期です。
2.寛解期と増悪期が繰り返し現れる。
誤り。
寛解期と増悪期を繰り返すのは、慢性疾患の経過でよくみられる特徴です。回復期の特徴として最も適切ではありません。
3.精神的に不安定で感情が揺らぎやすい時期である。
適切である。
回復期は回復への期待と、障害や再発、生活復帰への不安が混在しやすく、感情が揺らぎやすい時期です。
4.全人的苦痛(トータルペイン)に対応するケアが求められている。
誤り。
全人的苦痛への対応は、終末期ケアで特に重視されます。身体的、精神的、社会的、スピリチュアルな苦痛を総合的に支える考え方です。
覚えるポイント
- 回復期は機能回復や生活再建を目指す時期である。
- 回復期の患者は不安や焦りを抱きやすい。
- 慢性期では寛解と増悪を繰り返すことがある。
- 終末期では全人的苦痛へのケアが重要である。
- 回復期看護では自立支援と心理的支援を行う。