R05B123令和5年度 准看護師試験 過去問

老年看護生活支援技術生活環境・排泄・褥瘡予防

入院中に薬物療法を受ける高齢者の看護について、適切なのはどれか。

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正解: 1

正答

1

この問題のポイント

この問題では、高齢者の薬物療法で注意することが問われています。

高齢者は、肝機能や腎機能の低下、体成分の変化、多剤併用により、薬の作用や副作用が強く出やすいことがあります。

解説

高齢者では、薬物の代謝や排泄が低下しやすく、薬が体内に残りやすくなります。そのため、通常量でも薬効が強く出たり、副作用が出たりすることがあります。

したがって、薬効が強く表れていないか注意して観察することが適切です。眠気、ふらつき、血圧低下、食欲低下、便秘、せん妄、低血糖、出血傾向などに注意します。

飲み忘れた薬を次回に2回分まとめて飲むと、血中濃度が急に上がり、副作用や中毒症状を起こす危険があります。自己判断で2回分を飲まないよう説明します。

内服薬は、むせや薬剤の食道停滞を防ぐため、必要な量の水分で服用します。水分制限がある場合は指示に従いますが、必要最小限にしすぎると飲み込みにくくなります。

薬剤が増量になった場合は、副作用や服薬状況の確認がより重要です。本人ができると言っていても、入院中は確認と支援を行います。

安全管理上のポイント
高齢者では多剤併用、飲み間違い、重複服薬、腎機能低下に注意します。服薬後の眠気、ふらつき、転倒、意識変化があれば速やかに報告します。

選択肢の確認

1.薬効が強く表れていないか注意して観察する。
適切である。
高齢者では薬物代謝や排泄が低下しやすく、薬効や副作用が強く表れることがあります。

2.飲み忘れた薬があれば、次の服用時に 2 回分を飲むよう説明する。
誤り。
飲み忘れた薬を2回分まとめて服用すると副作用や中毒の危険があります。医師や薬剤師の指示に従います。

3.内服薬は必要最小限の水分で服用するよう説明する。
誤り。
水分が少なすぎると薬が飲み込みにくく、食道に停滞することがあります。水分制限がなければ適切な量の水で服用します。

4.薬剤が増量になったが自分で服薬管理ができるというので、本人に任せた。
誤り。
薬剤増量時は副作用や飲み間違いに注意が必要です。本人の自立を尊重しつつ、確認と支援を行います。

覚えるポイント

  • 高齢者では薬効や副作用が強く出やすい。
  • 飲み忘れても2回分をまとめて飲まない。
  • 内服薬は適切な水分で服用する。
  • 薬剤変更時は副作用を観察する。
  • ふらつき、眠気、せん妄、転倒に注意する。

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