R05B124|令和5年度 准看護師試験 過去問
高齢者の変形性膝関節症の患者の看護について、適切なのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
この問題では、変形性膝関節症の生活指導が問われています。
変形性膝関節症では、膝関節への負担を減らすことが重要です。肥満は膝への負担を増やすため、体重管理が大切です。
解説
変形性膝関節症は、関節軟骨の変性や摩耗により、膝の痛み、腫れ、可動域制限、歩行障害が起こる疾患です。高齢者に多くみられます。
膝関節には体重がかかるため、肥満があると膝への負担が増え、痛みや変形が進行しやすくなります。そのため、食生活に気をつけ、肥満にならないよう説明することが適切です。
安静だけをすすめると筋力低下や関節可動域制限が進みます。痛みの程度に合わせて、医師やリハビリ職の指導のもとで運動を行います。
和式生活では、正座、しゃがみ込み、床からの立ち上がりなどで膝への負担が大きくなります。椅子、ベッド、洋式トイレなどを活用した洋式生活が望ましいことがあります。
症状が進行し、保存療法で改善が難しい場合は、人工膝関節置換術などの手術療法が検討されることがあります。手術療法の対象にならないと一律に説明するのは適切ではありません。
准看護師としての観察ポイント
膝痛、腫脹、歩行状態、転倒リスク、階段昇降、杖の使用、体重、活動量を観察します。痛みを我慢して活動量が低下しないよう支援します。
選択肢の確認
1.安静にするよう説明する。
誤り。
痛みが強い時は休息も必要ですが、過度な安静は筋力低下を招きます。状態に合った運動が重要です。
2.和式の生活環境にするよう説明する。
誤り。
和式生活は膝への負担が大きい動作が多くなります。椅子や洋式トイレなど、膝に負担が少ない環境を整えます。
3.食生活に気をつけ、肥満にならないよう説明する。
適切である。
肥満は膝関節への負担を増やすため、体重管理は変形性膝関節症の看護で重要です。
4.手術療法の対象にはならないと説明する。
誤り。
症状や病状によっては手術療法が検討されることがあります。一律に対象ではないとはいえません。
覚えるポイント
- 変形性膝関節症では膝への負担を減らす。
- 肥満予防と体重管理が重要である。
- 過度な安静は筋力低下につながる。
- 和式生活より洋式生活の工夫が膝にやさしい。
- 痛み、歩行状態、転倒リスクを観察する。