R06B123|令和6年度 准看護師試験 過去問
疾病の成り立ちと回復の促進感染症・免疫呼吸器感染症
高齢の肺炎患者の看護について、適切なのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
高齢者の肺炎では、痰を出しやすくする援助がとても重要です。
痰が気道にたまると、換気が悪くなり、低酸素や呼吸困難を起こしやすくなります。
解説
肺炎は、肺に炎症が起こり、発熱、咳、痰、呼吸困難などを生じる疾患です。
高齢者では、典型的な症状が出にくいことがあります。高熱や強い咳がなくても、食欲低下、元気がない、ぼんやりする、転倒した、呼吸数が増えた、SpO2が低下した、という形であらわれることがあります。
痰を出せないと、気道がふさがりやすくなります。そのため、体位調整、上体挙上、加湿、水分管理、深呼吸、咳嗽介助、必要時の吸引などで、喀痰喀出を援助します。
また、高齢者では誤嚥性肺炎が重要です。口腔内の細菌が唾液や食物と一緒に気道へ入ると肺炎につながるため、口腔ケアは肺炎予防にも大切です。
准看護師としての観察ポイント
呼吸数、SpO2、呼吸音、痰の量・色・粘り、発熱、食事量、むせ、湿った声、意識状態、口腔内の汚れを観察します。呼吸苦やチアノーゼがあれば速やかに報告します。
選択肢の確認
1.仰臥位を保持する。
誤り。
仰臥位では痰がたまりやすく、誤嚥もしやすくなります。呼吸を楽にするには、状態に応じて上体を起こすことが多いです。
2.喀痰喀出の援助を行う。
適切である。
肺炎では痰の貯留が呼吸状態を悪化させます。痰を出しやすくする援助は、低酸素や無気肺の予防にもつながります。
3.禁食とする。
誤り。
嚥下障害や誤嚥リスクがある場合は食事形態の調整や一時的な制限が必要なことがありますが、肺炎だから一律に禁食とはしません。
4.口腔ケアは行わない。
誤り。
口腔ケアは誤嚥性肺炎の予防に重要です。口腔内の細菌を減らし、清潔を保つことが必要です。
覚えるポイント
- 高齢者肺炎では痰を出す援助が重要です。
- 高齢者は発熱や咳が目立たないことがあります。
- 口腔ケアは誤嚥性肺炎予防に役立ちます。
- 仰臥位より、呼吸しやすい上体挙上を考えます。
- SpO2、呼吸数、痰、意識状態の変化を見逃さないことが大切です。