R05B61|令和5年度 准看護師試験 過去問
褥瘡予防について、適切なのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
この問題では、褥瘡予防の基本が問われています。
褥瘡は、圧迫、ずれ、摩擦、湿潤、低栄養、活動性低下などが重なって起こりやすくなります。予防では、除圧だけでなく栄養状態の維持も重要です。
解説
褥瘡は、骨突出部などに圧迫が続き、血流が悪くなることで皮膚や皮下組織が障害される状態です。仙骨部、踵部、大転子部、肩甲骨部、後頭部などにできやすくなります。
褥瘡予防では、体位変換、体圧分散寝具の使用、皮膚の清潔保持、湿潤対策、栄養状態の改善が重要です。特に、たんぱく質やエネルギーが不足すると、皮膚や組織の修復力が低下し、褥瘡が発生しやすく、治りにくくなります。
そのため、栄養状態を良好にすることは褥瘡予防として適切です。食事摂取量、体重変化、血清アルブミン値、脱水の有無なども観察します。
体位変換は5時間ごとでは間隔が長すぎます。患者の状態や使用している寝具に応じて、よりこまめに除圧を行います。
90度側臥位では大転子部に圧が集中しやすいため、一般には30度側臥位が用いられます。
皮膚の湿潤は、浸軟やびらんを起こし、褥瘡リスクを高めます。失禁、発汗、滲出液などによる湿潤はそのままにせず、清潔・保護を行います。
准看護師としての観察ポイント
皮膚の発赤、湿潤、びらん、硬結、疼痛、熱感を観察します。発赤が圧迫を除いても消えない場合は、褥瘡の初期徴候として速やかに報告します。
選択肢の確認
1.体位変換は 5 時間ごとに行う。
誤り。
5時間ごとでは間隔が長すぎ、同一部位への圧迫が続きます。患者の状態や寝具に応じて、こまめな体位変換や除圧を行います。
2.90 度側臥位にする。
誤り。
90度側臥位では大転子部に圧が集中しやすく、褥瘡の原因になります。褥瘡予防では30度側臥位などを用いて圧を分散します。
3.皮膚の湿潤はそのままにしておく。
誤り。
湿潤は皮膚の浸軟を起こし、褥瘡リスクを高めます。清潔にし、保湿や皮膚保護剤などを状態に応じて使用します。
4.栄養状態を良好にする。
適切である。
低栄養では皮膚や組織の修復力が低下し、褥瘡が発生しやすくなります。栄養状態を良好に保つことは褥瘡予防に重要です。
覚えるポイント
- 褥瘡予防では除圧、体位変換、体圧分散が重要である。
- 側臥位では90度ではなく30度側臥位を意識する。
- 皮膚の湿潤はそのままにしない。
- 低栄養は褥瘡の危険因子である。
- 発赤が消えない場合は早期に報告する。