R07A142|令和7年度 准看護師試験 過去問
精神看護治療・薬物療法精神科治療・服薬支援
社会的に認められない欲求を、スポーツや勉強など他の形におきかえて実現する防衛機制はどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
この問題では、防衛機制のうち、昇華の意味が問われています。
防衛機制とは、不安や葛藤から自分の心を守るために無意識に働く心理的なしくみです。似た用語が多いため、具体例と結びつけて覚えることが大切です。
解説
昇華とは、社会的にそのまま表すことが望ましくない欲求や衝動を、社会的に認められる活動へ置き換えて表現する防衛機制です。
たとえば、攻撃的な衝動をスポーツに向ける、満たされない思いを勉強や創作活動に向けるなどが昇華にあたります。欲求を否定して消すのではなく、より望ましい形で表す点が特徴です。
精神看護では、防衛機制を単に「悪いもの」と考えるのではなく、その人が不安や葛藤に対処しようとしている方法として理解します。
ひっかけポイント
「おきかえ」と「昇華」は混同しやすいです。昇華は、社会的に認められる価値ある活動へ向ける点がポイントです。
選択肢の確認
1.おきかえ
誤り。
おきかえは、本来向けたい相手や対象に向けられない感情を、別の対象へ向ける防衛機制です。社会的に認められる活動へ高めるという説明ではありません。
2.昇華
適切である。
昇華は、社会的に認められない欲求や衝動を、スポーツ、勉強、芸術活動など社会的に認められる形に置き換えて実現する防衛機制です。
3.同一視
誤り。
同一視は、他者の考え方や行動、特徴を自分の中に取り入れる防衛機制です。あこがれの人の態度をまねる場合などが該当します。
4.否認
誤り。
否認は、受け入れがたい現実や事実を認めないようにする防衛機制です。欲求をスポーツや勉強に置き換えることではありません。
覚えるポイント
- 昇華は、社会的に認められない欲求を社会的に認められる活動へ向けること。
- 攻撃性をスポーツに向ける例は昇華である。
- おきかえは、感情を別の対象に向けること。
- 同一視は、他者の特徴を自分に取り入れること。
- 否認は、受け入れがたい現実を認めないこと。