R07A7令和7年度 准看護師試験 過去問

人体のしくみと働き運動器・体表の基礎骨格筋・筋収縮・姿勢保持

筋について、正しいのはどれか。

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正解: 4

正答

4

この問題のポイント

この問題では、筋収縮のエネルギー源筋肥大赤筋と白筋の特徴が問われています。

筋は運動だけでなく、姿勢保持、体温産生、呼吸運動、血液循環の補助にも関係します。赤筋と白筋の違いは、運動機能やリハビリテーションの理解にもつながります。

解説

筋収縮の直接のエネルギー源は、**アデノシン三リン酸(ATP)**です。ATPが分解されるときに生じるエネルギーを使って、筋線維が収縮します。ADPはATPがエネルギーを放出した後にできる物質です。

筋肉の肥大は、筋線維の数が増えることではなく、主に筋線維1本1本が太くなることによって起こります。成人では、筋線維の数が大きく増えるというより、既存の筋線維が太くなると考えます。

骨格筋には、性質の違いから赤筋と白筋があります。赤筋はミオグロビンや毛細血管が多く、酸素を使った持続的な運動に適しています。姿勢保持や長時間の活動に向いています。

白筋は瞬発的な力を出すのに適していますが、疲労しやすい特徴があります。

ひっかけポイント
筋収縮のエネルギー源はADPではなくATPです。また、赤筋は持久力、白筋は瞬発力と整理して覚えます。

准看護師としての観察ポイント
筋力低下がある患者では、歩行状態、立ち上がり動作、ふらつき、転倒リスク、疲労感を観察します。安全のため、移動時は必要に応じて見守りや介助を行い、異常があれば報告します。

選択肢の確認

1.筋収縮のエネルギー源は、アデノシン2 リン酸(ADP)である。
誤り。
筋収縮の直接のエネルギー源は、アデノシン三リン酸(ATP)です。ADPはATPが分解されてエネルギーを放出した後に生じる物質です。

2.筋肉の肥大は筋繊維の数が増加するためである。
誤り。
筋肉の肥大は、主に筋線維の数が増えるためではなく、筋線維1本1本が太くなるために起こります。

3.白筋はミオグロビン量が多い。
誤り。
ミオグロビン量が多いのは白筋ではなく赤筋です。赤筋は酸素を利用した持続的な収縮に適しています。

4.赤筋は姿勢保持に適している。
正しい。
赤筋はミオグロビンや毛細血管が多く、疲労しにくいため、姿勢保持や持続的な運動に適しています。

覚えるポイント

  • 筋収縮の直接のエネルギー源はATPである。
  • 筋肥大は、主に筋線維が太くなることで起こる。
  • 赤筋はミオグロビンが多く、持久力に優れる。
  • 白筋は瞬発力に優れるが、疲労しやすい。
  • 筋力低下は転倒につながるため、歩行状態やふらつきを観察する。
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