R07A87令和7年度 准看護師試験 過去問

成人看護血液・がん看護血液疾患・がん治療の看護

ヘモグロビン濃度が5 g/dL の患者の看護について、適切なのはどれか。

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正解: 1

正答

1

この問題のポイント

この問題では、高度な貧血がある患者の看護が問われています。

ヘモグロビンは、酸素を全身へ運ぶ役割があります。ヘモグロビン濃度が5 g/dLは非常に低く、酸素運搬能が大きく低下している状態です。

解説

高度の貧血では、全身に酸素が届きにくくなり、動悸、息切れ、めまい、倦怠感、顔面蒼白、冷感、頻脈などがみられます。酸素不足を悪化させないよう、安静を保ち、保温に努めることが大切です。

体が冷えると末梢血管が収縮し、循環が悪くなります。また、寒さによるふるえは酸素消費量を増やします。そのため、毛布や室温調整により保温し、安楽に過ごせるよう援助します。

運動や入浴は酸素消費量を増やし、動悸、息切れ、めまい、失神の危険を高めます。患者の状態に応じて活動量を調整し、必要時は看護師や医師に報告します。

報告が必要なサイン
強い息切れ、胸痛、頻脈、血圧低下、意識状態の変化、失神、チアノーゼがみられる場合は、速やかに報告します。

選択肢の確認

1.保温に努める。
適切である。
高度の貧血では酸素運搬能が低下しており、冷えによる循環不良や酸素消費量増加を避ける必要があります。保温に努めることは適切です。

2.運動をすすめる。
誤り。
ヘモグロビン濃度が5 g/dLと非常に低い状態では、運動により酸素需要が増え、息切れ、動悸、めまい、失神を起こす危険があります。運動をすすめるのは適切ではありません。

3.入浴をすすめる。
誤り。
入浴は循環動態を変化させ、酸素消費量も増やします。高度の貧血では、めまいや失神、転倒の危険があるため、入浴をすすめるのは適切ではありません。

4.禁食とする。
誤り。
貧血だからといって禁食にする必要はありません。栄養状態を保つことは重要です。ただし、検査や治療の都合で禁食が必要な場合は、医師の指示に従います。

覚えるポイント

  • ヘモグロビンは酸素を運ぶ働きがある。
  • ヘモグロビン5 g/dLは高度の貧血であり、安静と観察が重要である。
  • 高度貧血では、保温により冷えと酸素消費量増加を防ぐ。
  • 運動や入浴は、動悸、息切れ、めまい、失神の危険がある。
  • 胸痛、強い呼吸困難、意識変化、血圧低下は速やかに報告する。

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