R07B117|令和7年度 准看護師試験 過去問
骨粗鬆症のある高齢者の看護について、適切なのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
この問題では、骨粗鬆症のある高齢者に対する看護が問われています。
骨粗鬆症では骨量が減少し、骨がもろくなります。軽い転倒でも、大腿骨近位部骨折、椎体圧迫骨折、橈骨遠位端骨折などを起こしやすくなります。
解説
骨粗鬆症の看護で特に重要なのは、転倒予防です。高齢者では、筋力低下、視力低下、ふらつき、薬剤の影響、環境要因などが重なり、転倒しやすくなります。
転倒を防ぐためには、足元の整理、滑りにくい履物、手すりの使用、夜間照明、段差の確認、急な方向転換を避けることなどを説明します。
また、適度な運動、日光浴、カルシウムやビタミンDを含む食事も骨の健康に関係します。安静にしすぎると筋力や骨量が低下し、かえって転倒や骨折の危険が高まります。
准看護師としての観察ポイント
歩行状態、ふらつき、疼痛、身長低下、円背、生活環境、履物、服薬状況を確認し、転倒や骨折の危険があれば看護師や医師に報告します。
選択肢の確認
1.安静にする時間を長くするよう説明する。
誤り。
長時間の安静は筋力低下や骨量低下を招き、転倒リスクを高めることがあります。無理のない範囲で活動性を保つことが大切です。
2.食事はビタミンK を控えるよう説明する。
誤り。
ビタミンKは骨の代謝に関係する栄養素です。骨粗鬆症だからといって一律に控えるものではありません。ただし、抗凝固薬を使用している場合は、薬との関係を医師や薬剤師に確認します。
3.転倒の予防法について説明する。
適切である。
骨粗鬆症では転倒が骨折につながりやすいため、転倒予防は重要です。環境整備、履物、歩行補助具、夜間照明、服薬によるふらつきの確認などを行います。
4.円背になる心配はないと説明する。
誤り。
骨粗鬆症では椎体圧迫骨折により、身長低下や円背が生じることがあります。背部痛や姿勢の変化を観察し、異常があれば報告します。
覚えるポイント
- 骨粗鬆症では、軽い転倒でも骨折しやすくなります。
- 看護の中心は転倒予防と生活環境の調整です。
- 安静にしすぎると筋力低下を招きます。
- 円背、身長低下、背部痛は椎体圧迫骨折のサインとして注意します。