R07B51|令和7年度 准看護師試験 過去問
基礎看護技術清潔・衣生活援助清拭・洗髪・足浴
全身清拭について、適切なのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
この問題では、全身清拭の基本手技が問われています。
全身清拭では、清潔を保つだけでなく、血行促進、皮膚観察、安楽、保温、羞恥心への配慮が重要です。
解説
腹部を拭くときは、腸の走行に沿って、時計回りに拭きます。これは大腸の走行に沿った方向であり、腹部の不快感を避けながら清拭しやすい方法です。
清拭に用いる湯は、途中で冷めることを考慮してやや高めに準備しますが、50℃に近い高温では熱傷の危険があります。患者の皮膚に当たるタオルの表面温度は、心地よく安全な温度に調整します。36~38℃では低めで冷たく感じることがあります。
石けんを使用した場合は、皮膚に残ると刺激や乾燥の原因になるため、十分に拭き取ります。1回で拭き取ると決めるのではなく、石けん分が残らないよう確認します。
皮膚観察のポイント
清拭時は、発赤、乾燥、湿疹、びらん、褥瘡、浮腫、疼痛、皮膚温を観察します。骨突出部や皮膚の重なる部位は特に注意します。
選択肢の確認
1.準備する湯の温度は40~50℃とする。
誤り。
清拭の湯は冷めることを考慮して準備しますが、50℃は熱すぎて熱傷の危険があります。患者の皮膚に触れる温度を確認して安全に行います。
2.タオルの表面温度は36~38℃とする。
誤り。
36~38℃では患者が冷たく感じやすいことがあります。清拭では温かく安楽に感じる温度に調整し、熱すぎないことも確認します。
3.腹部を拭くときは腸の走行に沿って拭く。
適切である。
腹部は大腸の走行に沿って時計回りに拭きます。腹部の清拭として適切な方法です。
4.石けんを使用した場合、1回で拭き取る。
誤り。
石けん分が皮膚に残ると刺激や乾燥の原因になります。1回と決めず、十分に拭き取って皮膚に残らないようにします。
覚えるポイント
- 全身清拭では、清潔、保温、安楽、皮膚観察を行う。
- 腹部は腸の走行に沿って時計回りに拭く。
- 湯やタオルの温度は熱傷と冷感に注意して確認する。
- 石けん分は皮膚に残さない。
- 清拭中は羞恥心に配慮し、必要部位だけ露出する。