44G53|第44回 理容師国家試験 過去問
レザーの操作・運行に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
レザーの運行は、①軌道、②広さに応じた関節、③身体に対する操作位置、④円弧運行で安定して使う刃の部位、の4点に分けて判断します。
解説
皮膚は曲面なので、レザーは関節を軸とする円弧状に運行し、刃線を皮膚へ均等に接触させます。広い部位では肘関節を軸にした大きなストロークを用います。円弧運行では回転中心から遠い刃先ほど移動量が大きく、皮膚刺激も強くなりやすいため、一回のストロークは制御しやすい刃元側を中心に行います。
操作・運行を行う位置は、技術者の左胸前に固定するのではなく、施術部位へ正対した身体の中心です。中心から外れた位置で行うと上体がねじれ、対皮角度・対皮圧力・運行方向を一定に保ちにくくなります。したがって記述3が誤りです。なお、施術全体では刃線の同じ一点だけを偏って使い続けず、部位とストロークに応じて刃線を適切に使い分けます。「円弧運行で刃元側を使うこと」と「刃線を偏用しないこと」は別の観点です。
選択肢の確認
1.レザーは、皮膚に均等に接触させるために円弧状に運行する。
記述としては正しい。
顔面の曲面へ刃線を均等に接触させ、対皮圧力を安定させるための軌道です。
2.広い部分を剃るときは、肘関節を軸とした大きなストロークで行う。
記述としては正しい。
広い面では肘関節を軸にすることで、必要な範囲を滑らかに運行できます。
3.レザーの操作・運行は、技術者の左胸の前で行う。
正答。記述としては誤り。
基本位置は左胸前ではなく、施術部位へ正対した技術者の身体の中心です。
4.レザーを円弧状に運行すると、刃先は動きが大きくなり皮膚への刺激が強くなるので刃元を使う。
記述としては正しい。
円弧の外側に当たる刃先は移動量が大きくなるため、制御しやすい刃元側を中心に運行します。
覚えるポイント
- レザーは円弧状、広い部位は肘関節を軸に運行する。
- 操作位置は左胸前ではなく身体の中心。
- 円弧では刃先の移動量が大きいため、刃元側を中心に制御する。