48G33|第48回 理容師国家試験 過去問
皮膚と皮膚付属器官の生理機能に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 4
正答
4
この問題のポイント
皮膚表面の保護作用、男性ホルモンと脂腺、汗の液性を整理します。
解説
皮脂と汗が混ざってできる皮膚表面の脂肪膜は弱酸性で、微生物の増殖を抑え、化学的刺激から皮膚を守ります。角質層のケラチンも外来刺激に対する障壁です。男性ホルモンは脂腺の発育や皮脂分泌を促進します。エクリン腺から分泌された直後の汗は一般に弱酸性で、アポクリン腺の分泌物も単純に「酸性」と固定して対比するものではありません。よってエクリン汗をアルカリ性、アポクリン汗を酸性とする記述が誤りです。
選択肢の確認
1.皮膚の表面にある脂肪膜は弱酸性で、細菌などの発育を抑制する。
正しい。
皮脂膜は弱酸性の環境を保って細菌の増殖を抑えるため、皮膚の化学的な防御機構の一つです。
2.脂肪膜と角質層のケラチンは、化学的刺激に対する保護の働きをする。
正しい。
脂肪膜と角質層は外部物質が皮膚内部へ入り込むのを抑え、化学的刺激に対する保護に働きます。
3.男性ホルモンは、脂腺の発育を促進する。
正しい。
男性ホルモンは脂腺を発達させ、思春期以降の皮脂分泌を活発にする方向に作用します。
4.エクリン腺の汗はアルカリ性で、アポクリン腺の汗は酸性である。
誤りで、これが正答。
エクリン腺の新鮮な汗は弱酸性であり、エクリン汗をアルカリ性とする対比は正しくありません。
覚えるポイント
- 脂肪膜=弱酸性で細菌の増殖を抑える。
- 男性ホルモン=脂腺の発育と皮脂分泌を促進。
- エクリン腺の新鮮な汗=弱酸性。