53G20|第53回 理容師国家試験 過去問
百日せきに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
百日せきの病原体、感染経路、患者層、潜伏期が問われています。
解説
百日せきの基本事項は次のとおりです。
- 病原体……百日せき菌という細菌です。ウイルスではありません。
- 患者層……どの年齢でも感染しますが、特に生後6か月未満の乳児では重症化しやすく、無呼吸発作などを起こすことがあります。「患者のうち高齢者の割合が最も多い」とする記述は適切ではありません。
- 感染経路……患者の咽頭などからの分泌物による飛沫感染が主です。分泌物で汚染された物品を介した接触感染もあります。
- 潜伏期……およそ7〜10日です。1〜2か月ではありません。
- 経過……特徴的な連続する咳(けいれん性の咳)が長く続くことから「百日せき」と呼ばれます。
- 予防……2024年4月以降、小児の第1期定期接種では、ジフテリア・破傷風・ポリオ・Hib感染症と合わせた五種混合ワクチンを主に用います。既に四種混合で開始した場合などは、その接種を継続します。
感染対策上のポイント
飛沫感染と接触感染の両方があるため、手指衛生と器具・タオルの消毒が有効です。
選択肢の確認
1.患者のうち、高齢者の割合が最も多い。
誤り。
百日せきはどの年齢でも感染しますが、特に生後6か月未満の乳児で重症化しやすく、高齢者の割合が最も多いとはいえません。
2.病原体は、ウイルスである。
誤り。
病原体は百日せき菌という細菌です。
3.患者の咽頭などからの分泌物による飛沫で感染するが、分泌物で汚染された物品を介しても感染する。
正しい。
飛沫感染が主で、接触感染も起こります。
4.通常、1〜2か月の潜伏期を経て発病する。
誤り。
潜伏期はおよそ7〜10日です。
覚えるポイント
- 百日せきの病原体は百日せき菌(細菌)。
- 全年齢で感染するが、生後6か月未満の乳児は特に重症化しやすい。
- 感染経路は飛沫感染が主、接触感染もある。
- 潜伏期は7〜10日。現在の小児第1期は五種混合ワクチンが基本。