第51回
51G16|第51回 美容師国家試験 過去問
次の細菌のうち、酸素があると発育できないものはどれか。
解答・解説を見る
正解3
正答
3
この問題のポイント
細菌の酸素に対する性質による分類が問われています。
解説
細菌は、発育に酸素を必要とするかどうかで次のように分けられます。
- 好気性菌……発育に酸素が必要(結核菌、緑膿菌など)
- 通性嫌気性菌……酸素があってもなくても発育できる(大腸菌、ブドウ球菌など)
- 偏性嫌気性菌……酸素があると発育できない(破傷風菌、ボツリヌス菌など)
破傷風菌は偏性嫌気性菌で、土壌中に芽胞として広く存在します。傷口の深部など酸素の少ない環境で発芽・増殖し、毒素を産生します。
衛生管理上のポイント
破傷風菌のように芽胞をつくる菌は、消毒薬に強い抵抗性を示します。
通常の消毒では死滅せず、滅菌が必要です。
選択肢の確認
1.百日せき菌
誤り。
百日せき菌は好気性の細菌で、酸素があっても発育できます。
2.結核菌
誤り。
結核菌は好気性菌で、酸素の多い肺の上部で増えやすい性質があります。
3.破傷風菌
正しい。
破傷風菌は偏性嫌気性菌で、酸素があると発育できません。土壌中に芽胞として存在します。
4.大腸菌
誤り。
大腸菌は酸素があってもなくても発育できる通性嫌気性菌です。
覚えるポイント
- 偏性嫌気性菌=酸素があると発育できない。破傷風菌、ボツリヌス菌が代表。
- 好気性菌の代表は結核菌。
- 破傷風菌は芽胞をつくり、土壌中に存在する。
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