52G16|第52回 美容師国家試験 過去問
衛生管理感染症病原体の種類と性質
細菌に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 2
正答
2
この問題のポイント
細菌の構造が問われています。細菌とヒトの細胞の違いが要点です。
解説
細菌の構造は次のとおりです。
- 細胞壁……細菌の最外層。グラム染色でグラム陽性菌とグラム陰性菌に分かれます。
- 細胞膜……細胞壁の内側にある脂質の二重層。物質の出入りを調節します。
- 核様体……細菌は核膜をもたない原核生物で、DNAが細胞質中に存在します。RNAではなくDNAが遺伝子です。
- 芽胞……一部の細菌(破傷風菌、ボツリヌス菌など)がつくる耐久型。熱や乾燥、消毒薬に対して強い抵抗性を示します。
- 鞭毛……細菌の運動に関わります。
- 莢膜……一部の細菌がもち、貪食から身を守ります。
なお、遺伝子としてRNAをもつのはRNAウイルスです。細菌の遺伝子はDNAです。
美容師国試ではここを押さえる
細菌は核膜をもたない原核生物で、遺伝子はDNA。
ウイルスはDNAかRNAのどちらか1種類の核酸をもちます。
選択肢の確認
1.細胞壁の内側に脂質の二重層からなる細胞膜がある。
記述としては正しい。
細菌の細胞膜は脂質二重層です。
2.核は、遺伝子であるRNA(リボ核酸)を含む。
正答。記述としては誤り。
細菌の遺伝子はDNAです。また細菌は核膜をもたない原核生物です。
3.芽胞は、熱や乾燥に対して抵抗が強い。
記述としては正しい。
芽胞は極めて抵抗性が高い形態です。
4.鞭毛(べんもう)は、細菌の運動性に関わる。
記述としては正しい。
鞭毛は運動器官です。
覚えるポイント
- 細菌の遺伝子はDNA。核膜をもたない原核生物。
- 芽胞は熱・乾燥・消毒薬に強い。
- 鞭毛は運動、莢膜は貪食からの防御。