52G34|第52回 美容師国家試験 過去問
保健皮膚科学皮膚の保健
皮膚の保護と手入れに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
紫外線のUVAとUVBの違いと、皮膚の手入れの基本が問われています。
解説
紫外線は波長により分類されます。
- UVA(長波長紫外線)……波長が長く、真皮まで到達します。作用は穏やかで持続的で、サンタン(黒化)を起こします。しわやたるみなど光老化の主因です。
- UVB(中波長紫外線)……波長が短く、主に表皮に作用します。作用は急激で強く、**サンバーン(日焼けによる紅斑・炎症)**を起こします。
- UVC……オゾン層で吸収され、地表にはほとんど届きません。
したがって、急激な作用でサンバーンを起こすのはUVBであり、UVAではありません。
そのほかの基本事項は次のとおりです。
- 皮膚の洗浄後は保湿剤で保護します。洗浄により皮脂膜が失われるためです。
- 入浴の温度は40℃前後が適当です。熱すぎると皮脂を失い乾燥します。
- 紫外線吸収剤は化学的に紫外線を吸収する成分で、まれに接触皮膚炎を起こすことがあります。刺激が心配な場合は紫外線散乱剤(酸化チタンなど)を選びます。
美容師国試ではここを押さえる
A=老化(Aging)、**B=赤くなる(Burn)**と語呂で覚えると混同しません。
選択肢の確認
1.皮膚の洗浄後は、クリームなどの保湿剤で皮膚を保護するのがよい。
記述としては正しい。
洗浄後は皮脂膜が失われるため保湿が必要です。
2.入浴の温度は、40℃前後が適当である。
記述としては正しい。
熱すぎる湯は皮脂を過剰に落とします。
3.UVAは、UVBに比べて急激な作用でサンバーンを起こす。
正答。記述としては誤り。
急激な作用でサンバーンを起こすのはUVBです。UVAは穏やかで持続的に作用し、光老化の主因となります。
4.紫外線吸収剤は、接触皮膚炎を起こすことがある。
記述としては正しい。
紫外線吸収剤で接触皮膚炎を起こすことがあります。
覚えるポイント
- UVA=長波長・真皮まで到達・サンタン・光老化。
- UVB=中波長・表皮・サンバーン(炎症)。
- 洗浄後は保湿、入浴は40℃前後。
- 紫外線吸収剤は接触皮膚炎を起こすことがある。