52G35|第52回 美容師国家試験 過去問
保健皮膚科学皮膚疾患
接触皮膚炎に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 4
正答
4
この問題のポイント
接触皮膚炎の種類(刺激性とアレルギー性)の違いが問われています。
解説
接触皮膚炎は大きく2つに分かれます。
刺激性接触皮膚炎
- 原因物質そのものの刺激で起こります。
- 濃度が高いほど、接触時間が長いほど発症しやすい。
- 誰にでも起こり得ます。初回の接触でも起こります。
アレルギー性接触皮膚炎
- 免疫反応(遅延型アレルギー)で起こります。
- 感作が成立した人にだけ起こり、微量でも発症します。
- 原因物質を含む他の製品でも発症します。
- パッチテストが原因物質の特定に有効です。
ラテックスアレルギーは、**天然ゴム(天然ラテックス)**に含まれるタンパク質によるアレルギーです。合成ゴムにはこのタンパク質が含まれないため、合成ゴム製の手袋では起こりません。
安全上の注意点
酸化染毛剤によるアレルギー性接触皮膚炎は重篤化することがあります。
施術前のパッチテストと、既往の確認が重要です。
選択肢の確認
1.刺激物質による接触皮膚炎では、その物質の濃度が高いほど発症しやすい。
記述としては正しい。
刺激性接触皮膚炎は濃度と接触時間に依存します。
2.化粧品によるアレルギー性接触皮膚炎を起こした場合は、その原因物質を含む他の化粧品でも発症する。
記述としては正しい。
原因物質が同じであれば製品が違っても発症します。
3.アレルギー性接触皮膚炎の原因物質の特定にはパッチテストが有効である。
記述としては正しい。
パッチテストは原因物質の特定に用いられます。
4.ラテックスアレルギーは、合成ゴム製の手袋を使う職業の人に多く発症する。
正答。記述としては誤り。
ラテックスアレルギーは**天然ゴム(天然ラテックス)**によるものです。合成ゴムでは起こりません。
覚えるポイント
- 刺激性……濃度・接触時間に依存。誰にでも起こる。
- アレルギー性……微量でも発症。同じ物質を含む他製品でも起こる。
- パッチテストで原因物質を特定する。
- ラテックスアレルギーは天然ゴムが原因。