第52回
52G45|第52回 美容師国家試験 過去問
シザーズに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
解答・解説を見る
正解2
正答
2
この問題のポイント
シザーズの原理と各部の名称が問われています。てこの原理の理解が要点です。
解説
シザーズは、2枚の刃による剪断(せんだん)応力を利用して毛髪を切る道具です。刃と刃がすれ違う力で毛髪を断ち切ります。
各部の名称と役割は次のとおりです。
- 鋏要(きょうよう)……2枚の刃を留めているねじの部分。てこの支点に当たります。
- 静刃……薬指を入れるほうの刃。動かさない刃です。
- 動刃……母指(親指)で操作するほうの刃。動かす刃です。
てこの原理により、支点である鋏要に近い側(刃元)では大きな力が働き、太い毛束や硬い毛を切るのに適します。逆に鋏要から遠い側(刃先)では力は小さくなりますが、細かい動きがしやすく、繊細な作業に向きます。
したがって「鋏要に近い側では繊細な作業がしやすい」という記述は逆で、近い側は力が出る側です。
また、シザーズを開閉したときに、2枚の刃の交点での接触圧が均等であるものが良品とされます。
技術のポイント
刃元=力、刃先=繊細さ。
切る対象や目的に応じて、刃のどこを使うかを選び分けます。
選択肢の確認
1.2枚の刃による剪断(せんだん)応力を利用している。
記述としては正しい。
シザーズは剪断応力によって毛髪を切ります。
2.支点となる鋏要(きょうよう)に近い側では力の調整がしやすく、繊細な作業がしやすい。
正答。記述としては誤り。
鋏要に近い側では大きな力が働きます。繊細な作業がしやすいのは鋏要から遠い側(刃先)です。
3.母指で操作するほうの刃が動刃となる。
記述としては正しい。
母指で操作する刃が動刃です。
4.シザーズを開閉したときに、交点での接触圧が均等であるものがよい。
記述としては正しい。
接触圧が均等であることが良品の条件です。
覚えるポイント
- シザーズは剪断応力で切る。
- 鋏要が支点。近い側は力が強く、遠い側は繊細。
- 母指で操作する刃が動刃、薬指側が静刃。
- 良品は開閉時の接触圧が均等。
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