53G22|第53回 美容師国家試験 過去問
衛生管理衛生管理技術消毒薬の効力
消毒に対する病原微生物の抵抗性に関する次の文章の[ ]内に入る語句の組合せのうち、正しいものはどれか。 「細菌では[A]は[B]より消毒薬に対して強い抵抗性を持っている。ウイルスは[C]では不活化されにくいが、[D]には弱い。」
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
病原微生物の消毒薬に対する抵抗性が問われる空欄補充問題です。
解説
消毒薬に対する抵抗性の強さは、おおよそ次の順です。
芽胞 > 結核菌 > 一部のウイルス > 一般細菌(栄養型)
- 芽胞……一部の細菌(破傷風菌、ボツリヌス菌など)がつくる耐久型。熱、乾燥、消毒薬に対して最も強い抵抗性を示します。
- 栄養型……通常の増殖している状態の細菌。消毒薬で比較的容易に死滅します。
- ウイルス……逆性石けん(陽イオン界面活性剤)では不活化されにくいものが多く、次亜塩素酸ナトリウムには比較的弱い性質があります。ノロウイルス対策に次亜塩素酸ナトリウムが用いられるのはこのためです。
空欄を埋めると、A は芽胞、B は栄養型、C は逆性石けん、D は次亜塩素酸ナトリウムとなります。
衛生管理上のポイント
ウイルスには次亜塩素酸ナトリウムが有効です。
逆性石けんは一般細菌には有効ですが、ウイルスや結核菌には効きにくい薬剤です。
選択肢の確認
1.A 芽胞 ─ B 栄養型 ─ C 逆性石けん ─ D 次亜塩素酸ナトリウム
正しい。
芽胞は栄養型より抵抗性が強く、ウイルスは逆性石けんに強く次亜塩素酸ナトリウムに弱い性質があります。
2.A 栄養型 ─ B 芽胞 ─ C 次亜塩素酸ナトリウム ─ D 逆性石けん
誤り。
抵抗性の強弱も、薬剤の効き方も逆になっています。
3.A 栄養型 ─ B 芽胞 ─ C 逆性石けん ─ D 次亜塩素酸ナトリウム
誤り。
C と D は正しいものの、A と B が入れ替わっています。
4.A 芽胞 ─ B 栄養型 ─ C 次亜塩素酸ナトリウム ─ D 逆性石けん
誤り。
A と B は正しいものの、C と D が入れ替わっています。
覚えるポイント
- 抵抗性は芽胞>結核菌>一部ウイルス>一般細菌。
- ウイルスは逆性石けんに強く、次亜塩素酸ナトリウムに弱い。
- 結核菌には両性界面活性剤やエタノールが有効。