53G31|第53回 美容師国家試験 過去問
保健皮膚科学皮膚の構造
色素細胞に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
表皮の各細胞の働きが問われています。色素細胞とメラニンの役割が要点です。
解説
表皮の細胞ごとの働きを整理します。
- 色素細胞(メラノサイト)……基底層に散在し、メラニンをつくって(産生して)、長い細胞突起を介して周囲の角化細胞へ受け渡します。取り込むのではなく、つくって渡す側です。
- メラニンの働き……紫外線を吸収し、基底細胞の核のDNAが傷つくのを防ぎます。日焼けで肌が黒くなるのは、この防御反応です。
- ランゲルハンス細胞……アレルゲンなどの異物を取り込み、リンパ球に抗原情報を提示します。免疫の入口を担います。
- メルケル細胞……知覚神経とつながり、触覚に関与します。
したがって、正しいのは「メラニンが基底細胞の核DNAの傷害を抑制する」という記述です。
美容師国試ではここを押さえる
メラノサイトはメラニンをつくって渡す、
角化細胞は受け取ってDNAを守る傘にする。この流れを押さえます。
選択肢の確認
1.メラニンを取り込んで、長い細胞突起を介して角質層に輸送する。
誤り。
色素細胞はメラニンをつくって角化細胞へ渡す側であり、取り込む側ではありません。
2.メラニンは、紫外線による基底細胞の核DNAの傷害を抑制する。
正しい。
メラニンが紫外線を吸収し、基底細胞のDNAを守ります。
3.アレルゲンを取り込んで、リンパ球に抗原情報を提示する。
誤り。
これはランゲルハンス細胞の働きです。
4.知覚神経とつながり、物理的刺激を受けると触覚を生じる。
誤り。
これはメルケル細胞の働きです。
覚えるポイント
- 色素細胞(メラノサイト)はメラニンを産生し、角化細胞へ受け渡す。
- メラニンは紫外線を吸収して基底細胞のDNAを守る。
- ランゲルハンス細胞=免疫、メルケル細胞=触覚。