34Q14第34回 介護福祉士国家試験 過去問

人間と社会社会の理解

「成年後見関係事件の概況(令和2年1月~12月)」(最高裁判所事務総局家庭局)における、成年後見人等として活動している人が最も多い職種として、正しいものを1つ選びなさい。

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正解: 2

正答

2.司法書士

この問題のポイント

この問題は、成年後見制度の一般論ではなく、「成年後見関係事件の概況(令和2年1月~12月)」という特定の統計を問うています。

成年後見人等として活動している親族以外の専門職のうち、最も多かったのは司法書士です。

解説

成年後見人等には、成年後見人、保佐人、補助人などが含まれます。本人の判断能力や財産・生活上の必要性を踏まえ、家庭裁判所が個々の事案に適した人や法人を選任します。

令和2年12月末日時点で成年後見人等として活動していた人は3万6,764人で、このうち親族は7,242人、親族以外は2万9,522人でした。親族以外の内訳では、司法書士が1万1,184人で最も多く、次いで弁護士7,731人、社会福祉士5,437人でした。

選択肢にある他の職種では、行政書士1,059人、精神保健福祉士36人、税理士61人であり、司法書士より少なくなっています。統計の対象年や「申立人」「成年後見人等」「成年後見監督人等」のどの集計かを混同しないことが大切です。

ひっかけポイント

法律職という印象だけで選ぶのではなく、指定された年の統計を答えます。また、「専門職のうち最も多い職種」と「成年後見人等全体に占める親族の割合」は別の論点です。

介護実践でのポイント

成年後見人等の職種だけで役割を決めつけず、本人の意思を尊重しながら、財産管理や身上保護に必要な情報を連携します。介護福祉職は本人の日常生活上の希望や変化を把握し、本人の同意と必要性を踏まえて関係者へ伝えます。

選択肢の確認

1.行政書士

誤りです。
行政書士は1,059人で、選択肢の職種の中で最も多い司法書士には及びません。

2.司法書士

正しいです。
令和2年の概況では、司法書士は1万1,184人で、成年後見人等として活動する親族以外の職種の中で最も多くなっています。

3.社会保険労務士

誤りです。
社会保険労務士が最も多いという集計ではありません。統計上、司法書士が最多です。

4.精神保健福祉士

誤りです。
精神保健福祉士は36人で、司法書士より少なくなっています。社会福祉士の人数と取り違えないようにします。

5.税理士

誤りです。
税理士は61人で、司法書士より少なくなっています。

覚えるポイント

  • 令和2年の概況では、成年後見人等は親族より親族以外が多い。
  • 親族以外で最も多い職種は司法書士である。
  • 次いで弁護士、社会福祉士の順である。
  • 成年後見人等は、本人の状況に応じて家庭裁判所が選任する。
  • 統計問題では、対象年と集計対象を確認する。

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