37Q100|第37回 介護福祉士国家試験 過去問
次の記述のうち、衣類の保管方法として、適切なものを1つ選びなさい。
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正解: 5
正答
5.絹製品は、タンスの上部に保管する。
この問題のポイント
衣類は、汚れと湿気を除いてから、素材の性質に合った場所に保管します。タンスは下部ほど湿気がたまりやすいため、湿気に弱い絹製品は上部に保管します。
解説
衣類を長期間保管するときは、洗濯やクリーニングで汚れを落とし、十分に乾燥させます。汚れや湿気が残ったまま収納すると、カビ、変色、臭い、虫害などの原因になります。
衣装ケース用の防虫剤は、一般に衣類の上に置きます。防虫成分が上から下へ広がるためです。ただし、製品によって使用方法が異なるので、表示された使用量と置き方を守り、異なる種類の防虫剤を安易に混ぜないようにします。
クリーニング店のビニール包装は、持ち帰るまでの汚れやほこりを防ぐためのものです。そのまま長期間保管すると湿気がこもりやすいため、帰宅後は衣類の状態を確認してビニールを外し、風を通してから収納します。必要であれば、通気性のある不織布カバーを使用します。
絹は湿気、日光、摩擦などの影響を受けやすいデリケートな素材です。タンスでは下部より上部のほうが湿気の影響を受けにくいため、絹製品は上部に保管します。
ひっかけポイント
防虫剤は衣類の下ではなく、一般に一番上に置きます。また、クリーニング後のビニールは保管用カバーではないため、外して湿気を逃がします。
介護実践でのポイント
衣類は利用者の所有物であり、生活歴や思い出が込められている場合もあります。汚れているという理由だけで介護福祉職が廃棄を決めず、本人の意思を確認し、必要に応じて家族等と相談します。
選択肢の確認
1.衣装ケースで保管するときは、たたんだ衣類の下に防虫剤を入れる。
誤りです。 防虫剤の成分は上から下へ広がるため、一般にはたたんだ衣類の一番上に置きます。製品に表示された使用方法と使用量を守ります。
2.ドライクリーニング後の衣類は、ビニールを外さずに保管する。
誤りです。 ビニールを付けたまま長期間保管すると、内部に湿気がこもり、カビや変色などの原因になります。ビニールを外して風を通してから保管します。
3.汚れのひどい衣類は、介護福祉職の判断で廃棄する。
誤りです。 衣類は利用者の所有物です。介護福祉職が独断で廃棄せず、まず本人の意思を確認し、洗濯や補修の可能性も含めて相談します。
4.湿気を含んだ衣類は、たたんで引き出しに保管する。
誤りです。 湿気を含んだまま収納すると、カビ、臭い、変色、虫害などの原因になります。十分に乾燥させてから保管します。
5.絹製品は、タンスの上部に保管する。
正しいです。 絹製品は湿気に弱く、タンスの下部より湿気の影響を受けにくい上部に保管するのが適切です。
覚えるポイント
- 衣類の保管は、汚れを落とし、十分に乾燥させてから行う。
- 防虫剤は、表示に従い、一般には衣類の一番上に置く。
- ドライクリーニング後のビニールを外し、風を通してから収納する。
- 湿気に弱い絹製品は、タンスの上部に保管する。
- 衣類の廃棄は、介護福祉職が独断で決めず、利用者本人の意思を中心に考える。