37Q109|第37回 介護福祉士国家試験 過去問
次のうち、介護保険制度のサービス担当者会議におけるサービス提供責任者の役割として、最も適切なものを1つ選びなさい。
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正解: 5
正答
5.訪問介護計画の作成に必要な情報の確認
この問題のポイント
サービス担当者会議では、介護支援専門員と各サービスの担当者が、利用者の目標、心身の状態、生活環境、役割分担などを共有します。サービス提供責任者は、訪問介護計画の作成に必要な情報を確認します。
解説
居宅サービス計画と訪問介護計画の作成者を区別することが重要です。居宅サービス計画は介護支援専門員が作成します。介護支援専門員はサービス担当者会議を開催し、居宅サービス計画の原案を説明して、各担当者から専門的な意見を求めます。
サービス提供責任者は、訪問介護事業所を代表してサービス担当者会議に出席します。会議では、利用者の心身の状態、生活環境、本人・家族の意向、居宅サービス計画の目標、他のサービスの利用状況、各職種の役割、留意すべき危険など、訪問介護計画の作成に必要な情報を確認します。同時に、訪問介護で把握している利用者の状態や意向を他職種へ伝えます。
会議後は、確認した情報と居宅サービス計画に沿って、訪問介護の目標、具体的な援助内容、手順などを記載した訪問介護計画を作成します。さらに、訪問介護員へ目標や援助方法、利用者の状況を伝達し、サービス実施状況を把握します。
ひっかけポイント
「居宅サービス計画」は介護支援専門員、「訪問介護計画」はサービス提供責任者が中心となって作成します。似た名称ですが、作成者と計画の範囲が異なります。
介護実践でのポイント
サービス提供責任者は、訪問介護員から日々の観察や利用者の言葉を集め、会議で共有できるように準備します。会議で決まった目標や役割分担は、訪問介護員へ具体的に伝え、チームで一貫した支援を行います。
選択肢の確認
1.会議の主催
誤りです。 サービス担当者会議を開催・主催するのは、居宅サービス計画を担当する介護支援専門員です。サービス提供責任者は、訪問介護の担当者として出席します。
2.居宅サービス計画の原案の説明
誤りです。 居宅サービス計画の原案を作成し、会議で説明する役割は介護支援専門員にあります。サービス提供責任者は、訪問介護の立場から意見や情報を提供します。
3.他職種が実施したサービス内容の評価
誤りです。 サービス提供責任者が他職種のサービスを一方的に評価する役割ではありません。各職種が専門的な立場から情報を共有し、支援全体を協働して検討します。
4.訪問介護計画の作成に要した時間の報告
誤りです。 会議で共有すべきなのは、利用者の状態、意向、目標、援助内容、役割分担などです。計画作成にかかった時間の報告は、会議における中心的な役割ではありません。
5.訪問介護計画の作成に必要な情報の確認
正しいです。 サービス提供責任者は、利用者の状態や意向、居宅サービス計画の目標、他サービスとの役割分担などを確認し、訪問介護計画の作成に反映します。
覚えるポイント
- サービス担当者会議を開催するのは介護支援専門員である。
- 居宅サービス計画の原案を説明するのも介護支援専門員である。
- サービス提供責任者は、訪問介護に必要な情報を確認・提供する。
- サービス担当者会議で確認した内容を訪問介護計画へ反映する。
- 居宅サービス計画と訪問介護計画の作成者を混同しない。