38Q109第38回 介護福祉士国家試験 過去問

介護介護過程

次のうち、サービス担当者会議にサービス管理責任者が出席する目的として、最も適切なものを1つ選びなさい。

解答・解説を見る

正解: 1

正答

1.個別支援計画の取り組みの報告

この問題のポイント

障害福祉サービスにおける、相談支援専門員とサービス管理責任者の役割を区別する問題です。

相談支援専門員は生活全体を見渡したサービス等利用計画を作成し、各事業所のサービス管理責任者は、その事業所で行う個別支援計画を作成・管理します。

解説

サービス担当者会議は、本人の希望とサービス等利用計画を共有し、関係する事業所や専門職が支援内容、役割、課題、今後の方針を話し合う場です。会議の中心は利用者であり、支援者間の都合を調整するだけの場ではありません。

サービス管理責任者は、障害福祉サービス事業所において、利用者のアセスメントを行い、個別支援計画を作成し、支援の実施状況を把握して、必要に応じて計画を見直します。サービス担当者会議に出席するときは、その事業所で個別支援計画に基づいてどのような支援を行っているか、利用者にどのような変化や課題があるかを報告し、他の関係者と調整します。したがって、選択肢1が適切です。

相談支援専門員は、本人の生活全体と複数のサービスを総合してサービス等利用計画を作成し、サービス担当者会議を通じて調整します。サービス管理責任者が相談支援専門員へ計画作成を指示する関係ではなく、互いの専門性を尊重して連携します。

障害支援区分は、市町村が認定調査や医師意見書、市町村審査会の審査・判定などを踏まえて認定します。障害福祉サービスの支給決定も市町村が行います。これらは、サービス管理責任者の権限ではありません。

ひっかけポイント
「サービス等利用計画」は相談支援専門員、「個別支援計画」は各事業所のサービス管理責任者と整理します。名称が似ていますが、対象とする範囲が異なります。

介護実践でのポイント
会議では、利用者の希望、得意なこと、生活上の変化、支援の効果、本人が負担に感じていることを具体的に共有します。本人の同意なく不要な個人情報を広げず、支援に必要な範囲で共有します。

選択肢の確認

1.個別支援計画の取り組みの報告
正答。最も適切です。
サービス管理責任者は、自事業所の個別支援計画に基づく支援の実施状況、成果、課題を報告し、関係者と支援内容を調整します。

2.障害支援区分の判定
適切ではありません。
障害支援区分は、認定調査や医師意見書などをもとに市町村審査会が審査・判定し、市町村が認定します。サービス管理責任者が判定するものではありません。

3.支給が必要かどうかの決定
適切ではありません。
障害福祉サービスの支給決定は市町村が行います。サービス管理責任者は、事業所での支援計画と実施を管理します。

4.サービス等利用計画の説明
適切ではありません。
サービス等利用計画を作成し、全体を調整するのは相談支援専門員です。サービス管理責任者は、自事業所の個別支援計画と取り組みを説明・報告します。

5.相談支援専門員への個別支援計画作成の指示
適切ではありません。
サービス管理責任者が相談支援専門員に指示を出す関係ではありません。また、個別支援計画を作成するのはサービス管理責任者であり、相談支援専門員はサービス等利用計画を担当します。

覚えるポイント

相談支援専門員は、生活全体を捉えたサービス等利用計画を作成します。

サービス管理責任者は、各事業所の個別支援計画を作成・管理します。

サービス担当者会議では、個別支援計画の実施状況や課題を報告し、支援を調整します。

障害支援区分の認定とサービスの支給決定は、市町村の役割です。

多職種・多機関は、利用者の希望を中心に対等な立場で連携します。

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