7PM89第7回 公認心理師国家試験 過去問

心理学基礎-12 社会心理:説得・不協和・対人魅力

説得的コミュニケーションにおいて、中心ルートと周辺ルートを仮定する理論やモデルとして、最も適切なものを 1 つ選べ。

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正解: 4

正答

4

この問題のポイント

この問題では、説得的コミュニケーションにおける中心ルート周辺ルートを仮定するモデルが問われています。

キーワードは、「中心ルート」と「周辺ルート」です。

解説

精緻化見込みモデルは、Petty と Cacioppo によって提唱された説得のモデルです。

このモデルでは、人が説得的メッセージを処理するルートとして、中心ルートと周辺ルートを想定します。

中心ルートでは、メッセージの内容、根拠、論理、証拠などをよく吟味して態度が変化します。関心や動機づけが高く、考える能力や余裕がある場合に起こりやすい処理です。

周辺ルートでは、話し手の魅力、専門家らしさ、好感度、メッセージの長さ、雰囲気など、内容以外の手がかりによって態度が変化します。関心が低い場合や、深く考える余裕がない場合に起こりやすい処理です。

社会心理学のポイント
説得の問題で「中心ルート・周辺ルート」と出たら、精緻化見込みモデルを選びます。二重処理モデルはより広い概念です。

選択肢の確認

1.接種理論
判定:適切とはいえない。
接種理論は、弱い反論や攻撃にあらかじめ接触しておくことで、その後の強い説得に抵抗しやすくなるという理論です。中心ルートと周辺ルートを仮定するモデルではありません。

2.防護動機理論
判定:適切とはいえない。
防護動機理論は、健康行動などにおいて、脅威評価や対処評価が防護的行動の動機づけに影響するという理論です。説得処理の中心ルートと周辺ルートを扱うモデルではありません。

3.二重処理モデル
判定:適切とはいえない。
二重処理モデルは、直感的・自動的処理と分析的・熟慮的処理のように、2種類の情報処理を想定する広い枠組みです。ただし、本問で明示されている中心ルートと周辺ルートを仮定する具体的モデルは、精緻化見込みモデルです。

4.精緻化見込みモデル
判定:最も適切。
説得的コミュニケーションにおいて、中心ルートと周辺ルートという2つの処理経路を仮定するモデルです。問題文の説明に合致します。

5.心理的リアクタンス理論
判定:適切とはいえない。
心理的リアクタンス理論は、自由が制限されたと感じたときに、その自由を回復しようとする反発が生じるという理論です。中心ルートと周辺ルートを仮定する説得モデルではありません。

覚えるポイント

  • 精緻化見込みモデルは、中心ルートと周辺ルートを仮定します。
  • 中心ルートは、内容や論拠をよく吟味する処理です。
  • 周辺ルートは、話し手の魅力や雰囲気など周辺的手がかりによる処理です。

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