7PM95|第7回 公認心理師国家試験 過去問
クライエントの問題の成り立ち、変化、継続及び介入方法についての仮説生成を行うことを表す用語として、最も適切なものを 1 つ選べ。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
この問題では、クライエントの問題を理解し、支援方針を立てるためのケース・フォーミュレーションが問われています。
キーワードは、「問題の成り立ち」「変化」「継続」「介入方法」「仮説生成」です。
解説
ケース・フォーミュレーションとは、クライエントの問題がどのように生じ、どのように維持され、どのような要因で変化し得るのかを整理し、介入方針について仮説を立てることです。
単に診断名をつけることではありません。生物的要因、心理的要因、社会的要因、発達歴、対人関係、環境、強み、リスク、維持要因などを統合して、支援の見立てを作ります。
心理支援では、ケース・フォーミュレーションに基づいて、どの問題から扱うか、どの技法を用いるか、どの機関と連携するか、どのような目標を設定するかを検討します。
心理支援のポイント
ケース・フォーミュレーションは、固定的な結論ではなく、面接や支援の進行に応じて更新される仮説です。
選択肢の確認
1.機能分析
判定:適切とはいえない。
機能分析は、行動の先行条件、行動、結果を整理し、その行動がどのような機能を持っているかを分析する方法です。ケース理解の一部として重要ですが、問題の成り立ち、変化、継続、介入全体について仮説生成を行う広い概念としてはケース・フォーミュレーションが適切です。
2.テストバッテリー
判定:適切とはいえない。
テストバッテリーは、目的に応じて複数の心理検査を組み合わせて実施することです。アセスメントの手段ではありますが、問題の成り立ちや介入方針について仮説を立てることそのものではありません。
3.コンサルテーション
判定:適切とはいえない。
コンサルテーションは、専門職が他の支援者や組織に助言・協議を行い、対象者への支援を間接的に支える活動です。クライエントの問題について仮説生成する概念そのものではありません。
4.ケース・フォーミュレーション
判定:最も適切。
クライエントの問題の発生、維持、変化、介入方法について仮説を立て、支援方針を整理することです。問題文の説明に合致します。
5.エビデンスベイスト・アプローチ
判定:適切とはいえない。
エビデンスベイスト・アプローチは、研究知見、臨床的専門性、クライエントの価値観や状況を踏まえて支援を行う考え方です。ケースごとの問題理解と介入仮説の生成を表す用語としては、ケース・フォーミュレーションが適切です。
覚えるポイント
- ケース・フォーミュレーションは、問題の成り立ち、維持要因、介入方針を仮説化することです。
- 診断名だけではなく、個別の背景や文脈を統合して理解します。
- 支援の進行に応じて、フォーミュレーションは見直し・更新します。