37Q21第37回 社会福祉士国家試験 過去問

新カリキュラム(第37・38回)共通科目社会福祉の原理と政策

次の記述のうち、ニィリエ(Nirje, B.)が示したノーマライゼーションの考え方に基づく支援として、最も適切なものを1つ選びなさい。

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正解: 4

正答

4

この問題のポイント

ニィリエのノーマライゼーションは、障害のある人を周囲の基準に合わせて変えることではありません。障害があっても、年齢や文化にふさわしい普通の生活のリズム、選択、権利、環境を利用できるようにする考え方です。

解説

知的障害者の生活条件や日常生活のパターンを、地域社会の通常の暮らしにできるだけ近づける4が正答です。ニィリエは、一日のリズム、一週間・一年のリズム、ライフサイクルに沿った経験、自己決定、異性も含む社会での生活、通常の経済・環境水準などを示しました。施設の都合で一律の生活を求めるのではなく、本人がどこで誰とどのように暮らすかを選べるよう、環境と支援を整えます。

選択肢の確認

1.知的障害者と知的障害児を同じ施設で生活できるように支援する。
誤り。子どもと成人を一括して生活させるのではなく、年齢段階に応じた通常の生活経験を保障します。

2.要保護児童に対しては、大規模な入所型施設で専門的なケアを提供する。
誤り。大規模施設への集団化を原則とする考えではなく、地域での通常の生活に近い環境を重視します。

3.障害のある成人は、同性だけで生活するように支援する。
誤り。ニィリエは、男女が共に存在する通常の社会で生活することも原理の一側面として示しました。

4.知的障害者の生活を、ノーマルな生活状態に近づけることを目指す。
正答。本人を「正常化」するのではなく、利用できる生活条件や環境を社会の通常の暮らしに近づけます。

5.知的障害者の自己選択よりも、支援者の決定を優先する。
誤り。自己決定と本人の希望の尊重はノーマライゼーションの重要な要素です。

覚えるポイント

ノーマライゼーションは「人を変える」のではなく「通常の生活条件を利用できるようにする」原理です。年齢相応の生活、地域生活、自己決定、普通の生活リズムを本人中心に支えます。

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