36PM31|第36回 臨床工学技士国家試験 過去問

過去問題(分野未登録)第36回

内視鏡画像計測について正しいのはどれか。 a.ファイバスコープは先端に光源が装着されている。 b.狭帯域光を用いて毛細血管を強調表示できる。 c.カプセル内視鏡は小腸病変の診断に使われる。 d.ファイバスコープは画像が記録できない。 e.電子内視鏡は光源装置が不要である。

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正解: 3

正答

3

公式正答は 3 です。正答内容は b、c です。

この問題のポイント

内視鏡では、観察対象を照明する系と画像を伝える・撮像する系を分けて考えます。狭帯域光観察は粘膜表層の血管を強調でき、カプセル内視鏡は通常の内視鏡が届きにくい小腸病変の評価に有用です。

解説

標準的なファイバスコープは、外部の光源で作った照明光をライトガイド用光ファイバで先端まで導きます。「先端に光源そのものが装着されている」とするaは、この構成と一致しません。像はイメージガイド用の光ファイバ束などで手元側へ伝えられ、カメラ・記録装置へ接続すれば記録できるため、dも誤りです。

狭帯域光観察(NBI)は、ヘモグロビンに吸収されやすい狭い波長帯の光を用い、粘膜表層の毛細血管や血管構造を強調します。カプセル内視鏡は小腸出血源など、小腸病変の評価に特に有用です。ただし小腸以外を対象とするカプセルもあり、「すべて小腸専用」と絶対化する必要はありません。

電子内視鏡は先端の撮像素子で画像を電気信号へ変換しますが、撮像対象を照らす照明は必要です。機種により外部光源からライトガイドで導光する方式や先端LEDを用いる方式などがあるため、「外部光源装置が常に別置き」とも一般化しません。しかし、照明用の光源機能自体が不要とするeは誤りです。

各項目の判定は、a:誤り、b:正しい、c:正しい、d:誤り、e:誤りです。

各肢の最終判定は、a:誤り、b:正しい、c:正しい、d:誤り、e:誤りです。

選択肢の確認

選択肢1:a、b

正答ではありません。 bの狭帯域光による毛細血管強調は正しいですが、標準的ファイバスコープは外部光源の光を光ファイバで先端へ導くため、aが誤りです。

選択肢2:a、e

正答ではありません。 aは光源と導光系を混同し、eも電子内視鏡で観察対象を照らす光源機能が不要とするため、どちらも誤りです。

選択肢3:b、c

正答です。 NBIは粘膜表層の毛細血管を強調でき、カプセル内視鏡は通常の内視鏡が届きにくい小腸病変の診断に用いられるため、b・cが正しい組合せです。

選択肢4:c、d

正答ではありません。 cは正しいですが、ファイバスコープの像はカメラや記録装置と組み合わせて記録できるため、dの「記録できない」が誤りです。

選択肢5:d、e

正答ではありません。 ファイバスコープは画像記録が可能で、電子内視鏡にも照明用の光源機能が必要なので、d・eはいずれも誤りです。

覚えるポイント

  • ファイバスコープは外部光源の光を光ファイバで先端へ導き、画像は記録装置と組み合わせて保存できる。
  • NBIは狭帯域光で粘膜表層の毛細血管を強調する。
  • カプセル内視鏡は小腸評価に有用。電子内視鏡も照明は必要だが、光源の配置・方式は機種で異なる。

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