36PM52|第36回 臨床工学技士国家試験 過去問
全波整流回路として正しく動作するのはどれか。

解答・解説を見る
正解: 1
正答
1
公式正答は 1 です。正答内容は (図中の選択肢1) です。
この問題のポイント
ブリッジ全波整流では、交流入力の極性が反転するたびに別の対角2個のダイオードが導通し、負荷電流の向きは常に出力の+から−になります。記号の向きを、アノードからカソード(横棒側)へ順方向電流が流れるものとして一枝ずつ追います。
解説
選択肢1では、変圧器二次側の上端と下端がブリッジの交流端子、右端が出力+、左端が出力−です。二次側上端が下端より正の半周期には、「上の交流端子→右の出力+→負荷→左の出力−→下の交流端子」の経路で対角の2個が順方向に導通します。極性が反転して二次側下端が正になる半周期には、「下の交流端子→右の出力+→負荷→左の出力−→上の交流端子」の経路で、もう一組の対角2個が導通します。
このように、変圧器二次側の電圧は正負に反転しても、負荷には両半周期とも右の+端子から左の−端子へ同じ向きの電流が流れます。これがブリッジ形全波整流です。
選択肢の確認
選択肢1:(図中の選択肢1)
正答です。 上端が正のときと下端が正のときに、それぞれ別の対角2個が順方向となります。どちらの半周期でも、電流は右の出力+から負荷を通って左の出力−へ流れます。
選択肢2:(図中の選択肢2)
正答ではありません。 右上・右下のダイオードが、出力+から交流端子側へ向かう向きになっています。交流端子の正側から右の出力+へ電流を送り出せないため、負荷へ全波の電流を供給できません。
選択肢3:(図中の選択肢3)
正答ではありません。 左上・左下のダイオードが、交流端子側から出力−へ向かう向きになっています。負荷を通過した電流が左の出力−からその時点の負側交流端子へ戻る経路を作れません。
選択肢4:(図中の選択肢4)
正答ではありません。 上側の二つは交流上端へ向かい、右下も出力+から交流下端へ向かうなど、右の出力+へ正側交流端子から流入し、左の出力−から負側交流端子へ戻る対角経路がどちらの極性でも成立しません。
選択肢5:(図中の選択肢5)
正答ではありません。 二次側上端が正の半周期には上側の経路が成立しますが、下側の二つは正しいブリッジと逆向きです。そのため下端が正になる半周期の経路が成立せず、全波整流になりません。
覚えるポイント
- ブリッジ整流では、交流入力の各半周期で対角の2個ずつが交互に導通します。
- 正しい向きは「交流の正側→出力+→負荷→出力−→交流の負側」です。
- ダイオードはアノードからカソードの横棒側へ順方向に流れるものとして追います。
掲載内容は受験学習用に編集しています。正式な正答・採点上の取扱いは、各試験実施機関の発表を優先してください。 情報の確認方法と訂正窓口は編集方針に掲載しています。 本サービスは診断・治療・臨床判断を目的とするものではありません。
問題文・正答・解説に誤りを見つけたら、この問題の誤りを報告する([email protected])までお知らせください。確認して修正します。