37AM50|第37回 臨床工学技士国家試験 過去問
電気電子工学直流・交流回路RLC回路・時定数・フィルタ・インピーダンス
100 Ω の抵抗に周波数 60 Hz、実効値 √2 A の正弦波電流を流した。正しいのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
この問題では、正弦波交流の実効値、最大値、電力、周期、位相が問われています。
抵抗だけの回路では、電流と電圧は同相です。また、正弦波では次の関係を使います。
- 最大値 = √2 × 実効値
- 実効値 = 最大値 / √2
- 消費電力 = 実効値電流² × 抵抗
- 周期 = 1 / 周波数
解説
与えられている条件は次のとおりです。
- 抵抗 R = 100 Ω
- 周波数 f = 60 Hz
- 電流の実効値 I = √2 A
まず、正弦波電流の最大値を求めます。
- 電流の最大値 = √2 × 実効値
- 電流の最大値 = √2 × √2
- 電流の最大値 = 2 A
抵抗両端の電圧の最大値は、オームの法則で求めます。
- 電圧の最大値 = 抵抗 × 電流の最大値
- 電圧の最大値 = 100 × 2
- 電圧の最大値 = 200 V
したがって、「抵抗両端の電圧の最大値は200 Vである」という選択肢4が正しいです。
ひっかけポイント
実効値 √2 A をそのまま最大値として使わないことが大切です。正弦波では、最大値は実効値の √2 倍です。
また、抵抗だけの回路では電流と電圧の位相差は0です。コイルやコンデンサを含む交流回路と混同しないようにします。
選択肢の確認
1.誤り。
消費電力は実効値で計算します。
- P = I²R
- P = (√2)² × 100
- P = 2 × 100
- P = 200 W
したがって、141 Wではありません。
2.誤り。
正弦波電流の振幅、つまり最大値は1 Aではありません。実効値が √2 A なので、最大値は 2 A です。
3.誤り。
周期は周波数の逆数です。
- T = 1 / f
- T = 1 / 60
- T ≒ 0.0167 s
- T ≒ 16.7 ms
したがって、20 msではありません。20 msは50 Hzの周期です。
4.正しい。
電流の最大値は2 Aです。抵抗100 Ωに流れるため、抵抗両端の電圧の最大値は 100 × 2 = 200 V です。
5.誤り。
純抵抗回路では、電流と電圧は同相です。位相差は π/2 rad ではなく0 radです。π/2 radの位相差は、コイルやコンデンサを含む回路で重要になります。
覚えるポイント
- 正弦波では、最大値 = √2 × 実効値です。
- 抵抗の消費電力は、P = I²Rを実効値で計算します。
- 周波数60 Hzの周期は約16.7 msです。
- 周波数50 Hzの周期は20 msです。
- 純抵抗回路では、電流と電圧は同相です。