37AM63|第37回 臨床工学技士国家試験 過去問
医用基礎工学数学・単位・基礎物理複素数・単位換算・物理量・基本計算
(-√3 - j)/(2j) の偏角はどれか。 ただし、j は虚数単位である。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
この問題では、複素数の偏角が問われています。
まず与えられた複素数を、実部と虚部が分かる形に変形します。そのあと、複素平面上の位置から偏角を求めます。
解説
求める複素数を z とします。
- z = (-√3 - j) / (2j)
分母に虚数単位 j があるため、分母が実数になるように -j をかけます。
- z = ((-√3 - j) × (-j)) / (2j × (-j))
分母は、
- 2j × (-j) = -2j²
- j² = -1 なので
- -2j² = 2
分子は、
- (-√3) × (-j) = √3j
- (-j) × (-j) = j² = -1
したがって、
- 分子 = -1 + √3j
よって、
- z = (-1 + √3j) / 2
- z = -1/2 + (√3/2)j
この複素数は、実部が負、虚部が正なので第2象限にあります。
また、
- cos θ = -1/2
- sin θ = √3/2
を満たす角は、
- θ = 2π/3
です。
したがって、偏角は 2/3π であり、選択肢5が正答です。
ひっかけポイント
複素数の偏角では、符号から象限を必ず確認します。実部が負、虚部が正なら第2象限です。角度は 1/3π ではなく 2/3π になります。
選択肢の確認
1.誤り。
−π は負の実軸方向を表します。この複素数は虚部が正で第2象限にあるため、−πではありません。
2.誤り。
−2/3π は第3象限方向を表す角です。今回の複素数は実部が負、虚部が正なので第2象限です。
3.誤り。
−1/3π は第4象限方向の角です。今回の複素数の虚部は正であり、第4象限ではありません。
4.誤り。
1/3π は第1象限方向の角です。今回の複素数は実部が負なので第1象限ではありません。
5.正しい。
z = -1/2 + (√3/2)j となり、第2象限にあります。偏角は 2π/3、つまり 2/3π です。
覚えるポイント
- 偏角を求める前に、複素数を 実部 + 虚部 × j の形にします。
- j² = -1 です。
- 実部が負、虚部が正なら第2象限です。
- cos θ = -1/2、sin θ = √3/2 の角は 2π/3 です。
- 複素数では、計算後に必ず象限を確認します。