37PM55|第37回 臨床工学技士国家試験 過去問
図の回路と等価な論理式はどれか。

解答・解説を見る
正解: 3
正答
3
この問題のポイント
この問題では、論理回路を論理式に変換する力が問われています。
図の回路は、次の3段階で読むと整理しやすいです。
- A と B が AND 回路
- C は NOT 回路で反転される
- それらが最後に OR の出力反転回路(NOR) に入る
つまり、まず回路どおりに式を立てて、そのあと ド・モルガンの法則で整理するのがポイントです。
図で見るポイント
上段は A と B がAND回路に入っています。下段は C がインバータを通るので C̅ になります。最後のゲートは OR の出力に小さな○がついているので、ORの出力を反転する NOR 回路です。
解説
まず、各部分の出力を順に式にします。
1. 上段の AND 回路
A と B が AND 回路に入っているので、
- 上段出力 = A・B
です。
2. 下段の NOT 回路
C はインバータを通っているので、
- 下段出力 = C̅
です。
3. 最後の NOR 回路
最後の回路は OR ゲートの出力に反転記号(○)が付いているので、NOR 回路です。
したがって出力 X は、
- X = overline(A・B + C̅)
となります。
ここで ド・モルガンの法則を用います。
- overline(P + Q) = P̅・Q̅
なので、
- X = overline(A・B)・overline(C̅)
さらに、
- overline(A・B) = A̅ + B̅
- overline(C̅) = C
ですから、
- X = (A̅ + B̅)・C
となります。
したがって、正しい論理式は 3 です。
ひっかけポイント
最後のゲートは OR 回路そのものではなく、出力に○が付いた NOR 回路です。
そのため、A・B と C̅ を単純に OR した式ではなく、全体を反転する必要があります。
選択肢の確認
1.誤り。
X = A・B + C は、最後の反転と C の反転を反映できていません。
2.誤り。
X = A・B + C̅ は、NOR ではなく単なる OR の式です。最後の出力反転が抜けています。
3.正しい。
X = overline(A・B + C̅) をド・モルガンの法則で変形すると、
X = (A̅ + B̅)・C となります。
4.誤り。
X = (A + B)・C は、上段が AND ではなく OR になってしまっており、回路と一致しません。
5.誤り。
X = (A + B)・C̅ も、上段回路のANDと最後のNORの関係を正しく表していません。
覚えるポイント
AND 回路:A・B
OR 回路:A + B
NOT 回路:A̅
NOR 回路:overline(A + B)
ド・モルガンの法則
- overline(A + B) = A̅・B̅
- overline(A・B) = A̅ + B̅
この問題では、
- 上段:A・B
- 下段:C̅
- 最後:overline(A・B + C̅)
なので、
- X = (A̅ + B̅)・C
になります。